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東方白來伝  作者: 冴月(元:九尾の白狐)
紅魔館での日常編
50/67

プロローグ~赤より紅い夢~

短いけど投稿。ついに始まりました。

 雲一つ無い夜空。


 只星が瞬き、月が幻想郷を照らす。



 ……そんな夜の、一夜の出来事。










 ……紅霧異変。



 それがもたらしたのは……?






「……さぁ、始めましょう」





-----------





「……グウ」


「白夜無事か!?」


「ぐへぇ!?」


 いきなり腹に衝撃が走る。

「何だ魔理沙。歩くバイオハ○ードでも出てきたか」


 ふざけた事を言う俺を無視した白黒の魔女……霧雨魔理沙が言う。


「兎に角、外を見るんだぜ!」


 窓を指差す魔理沙。どれどれ……おおっ!?


「空が……紅い? いや……でてる霧が紅いのか」


「とまぁ、ここまで言えば分かるだろ。一緒に着いてきて異変を解「寝るっ」決……っておい! 寝るんじゃないんだぜ!」


 光の如く、布団を被った俺を引っ張る魔理沙。


「嫌だね! 何が起こるか分からないし(いや、分かってるけどな)、外出たくない!」


 俺がそう言うと、魔理沙は引っ張るのを止める。


「むー……分かったぜ。そのかわり! 魔法の実験台になってもらうからな!」

 うげ、実験台か。


「……わかった。危険を犯してまで異変解決したくないしな」


 俺がそう言うと、魔理沙は、


「分かったぜ。とりあえず危険だから、外には出ないようにな」


 と、窓をぶち破り外に出て行った。


「……玄関あるんだからドアから出ろよ」


 そう思いつつも、魔理沙が破壊した窓に応急対策としてダンボールを貼り付ける。


「……これでよしっと。さて」


 暇だな。紅い霧が出てる以上、外に出ても意味ないしな。……あ、俺は平気だよ。


「ま、いいや。兎に角飯だな。麟ー」


 呼びながら姿を捜す。


「あれ……いないな。……うん?」


 さっきは気づかなかったが、ちゃぶ台の上に紙が置いてある。えっと、何々……。


「家を出ます。捜さないで下さいだとぉぉぉぉ!?」


 俺はとっさに立ち上がり、家を出る。

 紅い霧が俺の体に張り付きじとじとするが、気にしないで走る。


 麟の奴……なんで家出なんか……?


「兎も角、捜さないと。麟が行きそうな所は……」


 俺はそう思考しながら麟を捜して走った。

今までの○○企画という話は全て「幻想小話」に移してあります。ぜひ、一読お願いします。

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