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東方白來伝  作者: 冴月(元:九尾の白狐)
一泡吹かせよう 編
38/67

さぁ、修行だ!![紫編]―②

そう言えば、前回だしたVIVIT-r。


……大丈夫だよね?

 やあやあ、どうも。この頃、タキシードをなんでアリスが作ったのか不思議でしょうがないタキシード白夜です。



 紅魔館に引っ越しした翌日、紫との修行をする羽目に。



 紫の家まで行き、修行開始だ。



「さて、まずは弾幕を展開して」



「えー?面倒くさ「やりなさい?」はいっ!!」



 紫に脅されながら、辺りに弾幕を展開。



 ……我ながら、よくここまで出来るようになったなぁ……。



「量も大丈夫だし、質もそれなりにあるわね……じゃあ、スペルカード作ってみましょうか」



 おぉ!ついに俺にもスペカキターッ!


 俺が、内心大興奮していると、紫は隙間から白いお札サイズの紙を出した。


「これはスペルカードといって、まぁ……ぶっちゃけ必殺技みたいなものよ」



 そうあまりにも適当な説明をしながら、スペカを渡してくる。



「それを手にとって、自分が張りたい弾幕をイメージしなさい。そうして、自分の力に合っていれば、それがスペカになるわ」



「ふむふむ……」



 紫にそう言われ、一枚を手にとってイメージする。



 イメージしろ……イメージ……イメージ………………うっ!?東方がジャマをするぅぅ……。



「で、出来た」



「あらそう?じゃあ、私に使って見なさいよ。死なないから」



 余裕たっぷりに笑いながら言う紫。



 ……やってやる!


「分かった…………妖器[ダークスパーク]!!」



「っ!?きゃあ!?」



 俺のスペカから出た黒い極太レーザーに飲み込まれる紫。



 ……ん?マスパに似てる?そりゃあそうだよ。イメージしてるときにマスパがジャマしてきたからな。



 ……まぁ、この一年の間に解放された魔力(紫の二倍位?)の四分の三を消費するからなぁ。凄くしんどい。



「あ、危ないわね!」



「あれ?なんで無事なんだ?」



「当たる直前に隙間に隠れt「すげぇぇぇ!!」?」


 ん?後ろから声が……。



 俺と紫は振り向く。


 そこにいたのは、目を輝かせて俺を見る魔理沙だった。



 魔理沙はゆうに十メートルあるはずの距離を一瞬で詰め、俺に這い寄ってきた。


「なあなあなあ!!今の黒いやつなんだ!?マスタースパークか!?」



「い、いや、違うんだ。似てるけど違う。今のは、俺のスペル、妖器[ダークスパーク]だ」



 名前を聞くと、魔理沙は「ダークスパークかぁ……」と呟き、決心したように頷いた。



「なぁ、私にダークスパークを教え「駄目」……なんで?」


「魔力足らないよ」


「……じ、じゃあ、私の魔力がお前ぐらいになれば、教えてくれるか?」



 魔理沙は不安げに俺を上目遣いで見る。



 ……おいおい。参ったな。こんな顔されちゃ断れないじゃないか。



「……いいよ。その時がきたら教えるよ」



 俺がそう言うと、表情が一転。値段にするならば、魔理沙は10000円の笑顔になった。



「ぜーったい!!ぜーったいだからな!!」


 何回も念を押してくる。



 ちょっ、魔理沙。顔が近い。



「本当に絶対だからな!!」



 そう良いながら、魔理沙は指をパチンと鳴らす。



 すると、何処からか、箒が魔理沙の手元に飛んできた。



 そして、箒に座った時。



「そう言えば、私あんたの名前聞いてないな」



「俺か?俺は出雲白夜。……あんたは?」



 俺が名前を聞くと、魔理沙はニッと笑い。



「私か?私は普通の魔法使い、霧雨魔理沙様だ!」



 そう言うと、魔理沙は空高く飛び上がった。



 ……少し格好いいと思ったのは余談だ。



「……あれ?私空気?」



 紫は、ぼそりとそう呟いた。

この小説では、ダークスパーク(仮)は白夜から魔理沙に伝わったと言うことにしてます。

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