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東方白來伝  作者: 冴月(元:九尾の白狐)
一泡吹かせよう 編
35/67

さぁ、修行だ……じゃなくてデート?編[麟編]―⑥

今回の内容?



白夜が永遠亭で飯食って帰るだけですけどなにか(汗)

 さぁて。夕食だ。


 俺達は居間へと移動した。



 行くと、既に料理が並んでおり、永琳、てゐ、麟が既に座っていた。



「あ、来たわね。それじゃあ……」



「「「いただきます」」」



 永琳の号令でいただきます。そして、皆一斉に食べ出す。


「お?何だこの肉?なんか味が違うな……」



 ご飯を片手に、肉と野菜を炒めたものを摘む。……うん。旨い。



「本当ですね……牛?豚?いやなんか違うような……」



 麟が良く焼けた肉を箸で摘み、じっと見ながら言う。



「……それは私の肉ウサ」



「「ぶっ!?」」



「こらてゐ!……御免ね。これは兎の肉なのよ」



「あー……だからか。……じ、じゃあ、この兎。ここらの竹林の……」



 俺が起きたときに居たあの兎を思い出しながら言うと、てゐはふざけんじゃないと言った感じで言った。



「んなわけないウサ!ちゃんと別の所の兎ウサ!」



 てゐは言い切る。


 しかし、麟が兎達二人に今夜の夕食のメインを無くすような事を言った。



「あれ?じゃあ、鈴仙さんとてゐさんは共食いしてるんじゃあ……」



「「「あー確かに」」」



 てゐ、鈴仙以外が声を合わせる。



「し、仕方ないじゃないですか!今更そんなこと言われても困りますよ!」



「そうウサ!だいたいあの文屋だって鳥食べてたんじゃないウサ!?」



「あ、あいつは食べて無いが」



「「マジですか(ウサ)!?」」



「って事はてゐと鈴仙だけね同族殺しは。わー、ひどいひどい」



「はうっ!?」



「言うなれば反逆者ってとこかしら?」


「ウサッ!?」



「同族を殺しただけじゃなく食べるなんて……どうかしてます」



「「それ以上言うなァァァァァァァ!!(ウサァァァァァァァ)」」



 あらら。対してイジメて無いのに出てっちゃった。……飯が勿体ないな。いただきまーす。っと。


 その後、夜中台所から何かゴソゴソと音がしたが、何だろうな。










-----------



 そして翌日。……あ、昨日はあの後止まらせて貰ったんだ。



 朝食を食べ、帰宅する準備をする。



「もっと居れば良かったのに。あなたと優曇華イジメて楽しかったし」



「いや、流石に家に帰らないとな。家に居るより、家に居ない時間の方が長いっておかしいし」



 永琳が少し名残惜しそうに笑いながら「そうね」と呟く。


「……次は花映塚で勝負よ」



「わーってるよ。もう少し腕を上げてからな?」



 俺がにやついていると、てる「輝夜よ!」輝夜は悔しそうに俺を見る。



「あれ?麟は?」



「麟ちゃんならあそこに……」



 永琳が指差した方を見る。そこには……。



「まぁまぁ、泣かないで下さい。同族殺したから何ですか。あなた達は生きるために殺しただけです。つまりは、殺しとは生きるためにする必要な行為!……分かってくれますよね?」



「「し、師匠ー!!」」



 麟が兎二人になんか宗教開かせていた。一応言っておくが、麟。多分、二人は兎殺してないぞ?



 何時までもこうしては居られないので、麟を呼ぶ。



「麟ー、そろそろ行くぞー」



「あ、分かりました……じゃあ、二人とも。よろしくお願いしますね?」



「「はい!!」」



 おい、二人に何をした。麟に向ける二人の目が輝いてるぞ。



 まぁいいか。



「んじゃあ、また」


 そう言って、俺達は家に帰って行った。

白來伝改正中です。

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