さぁ、修行だ!![美鈴編]―①
予約投稿~(^O^)
どうにかなった紫に気絶させられ、修行なんか出来る状況にならず、正気に戻った紫に介抱されただけでその日は終わったのだが、それがマジで危なく、右腕左足折れたのだが、まぁ、なんか知んないけど直り、いやいや修行をしようと紫に持ちかけたら、「話の都合上色々めんどくさいから、とりあえず日替わりでみんなの所に行きなさい」と、かなり危ないことを言われたのだが、とりあえず気にしないでおき、その後紫に隙間で紅魔館の近くまで送って貰ったと言うわけだ。……長いな。
「おーい!中国いるかー?」
紅魔館の門の前。何時も(?)ならいるはずの美鈴がいない。
「おーい!美鈴……いた」
とりあえず門をくぐってみると、ちょうど門の裏の辺りに椅子をおき、気持ち良さそうに寝ている。
「くかー」
「……」
頭を上にしてよだれも垂れて、椅子が倒れそうになっているのだが、それでも倒れないのは拳法のお召しか?
「くかー……ふふふ……駄目ですよぅ咲夜さん、こんな所で……ふふふ……」
「こいつ危ないな!?」
こいつ!!門番放り出して咲夜と『(見せられないよ!!)』する夢見てんのか!!
「許せん……!かわいそうだが、お仕置きだッ!!」
そう言って、作業に取りかかった。
そして、30分後。
「ふわ~!」
ガンッ!!
「ヒャンッ!?」
ドンッ!!ポーン!! バシャッ!!
「うひゃあ!?だ、誰ですかッ!!」
ツン。
「あうっ!?」
ボヨン!!ヒュー!! バリンッ!!
「あたた……」
「……門番放り出して何してるのかしら?」
「ひぅっ!!さ、咲夜やさ」
ピチューン……。
「……よし」
-----------
目の前には、ナイフが刺さったまんまの美鈴が額にあの怒りのマークを浮かべている。
何が起きたか説明しようか。
まず、美鈴の腕に紐をむすび、近くにある門の上にうまい具合にタライを置く。
すると、起きた美鈴が背伸びをすると紐が引っ張られタライがヒット。
そして、タライヒットのおかげで椅子が後ろに倒れる。
椅子の後ろに仕組んどいた簡易シーソーの片側に頭がヒット。
そして、反対側の水入りバケツが宙を舞い、水を撒き散らす。
そして、水にヒットした美鈴が「敵か!」と立ち上がり歩きだそうとしたとき張っといた紐に引っかかり、前に倒れる。
そして、倒れるだろうその部分だけトランポリンみたいにしておき、そこに美鈴がヒットし飛び跳ねる。
美鈴が紅魔館の窓を割って侵入。咲夜に見つかりフィニッシュと言うわけだ。かなり運任せだがな。
「さぁ、白夜さん。修行、殺りましょうか」
「字が違うぞ字が」
「大丈夫です。これであってますから。それじゃあ……そうですね……。まずは腹筋、背筋、腕立て、スクワット、懸垂、バービージャンプ、ビ○ーズブートキ○ンプを百回づつお願いしますね」
「おいおい。最後のって百回やる必要あるかい?ていうか。テレビ無いのにどうやるんだよ」
「大丈夫です。気合いと努力で何とかしますから……白夜さん。そんなかわいそうな子を見るような目はやめてください。テレビはちゃんとありますから」
くそっ!!ビリー○ブートキャ○プだけは避けたかったのに!!
「なんでいきなりの百回なんだよ?普通もっと軽いところからはじめるだろ」
「え?百回なんてすぐじゃないですか?」
……わぁ、美鈴の目が怖いよぅ。
「逃げるがか「逃がしません」な!?嫌だぁぁぁぁぁぁ!?」
翌日、筋肉痛で動けない俺は、もう二日間、紅魔館に居る羽目になりました。