西行寺
麟が妖精を弾幕を使わずに蹴散らしているのを見て薄々勘ずいていたことだが、確か強いはずの妖夢をあっさりと倒してしまったのを見て改めて、俺出雲白夜は確信した。
……麟強えぇ……。
まだ妖夢より小さいんだぞ?それなのに何でこうもあっさりと……。
麟……霊夢より強いんじゃ無いのか?
その時、麟から声が掛かる。
「白夜さん」
「ひゃい?」
「声が裏がえってますよ。ところで……この人……いや幽霊?って魂魄妖夢さんですよね?」
「え?あ、ああ」
妖夢の方を見る。……死んではいないよな?
「どうしましょうか?」
「って言ってもn「妖夢ー!妖夢ー?……あら?」うぉ?」
とある人物と鉢合わせる。その人物とは……
「あなたが白夜さん……よね?私は西行寺幽ヶ子。……で?何で妖夢は延びているの?」
幽ヶ子の怖さを知った気がした……。
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あの後事情をしっかり説明し、ゆゆさまに白玉楼まで案内して貰った。
妖夢は俺が背負っている。
「まぁ仕方ないわよねぇ~。妖夢って少し早とちりな部分があるから」
「いや、かなり危なかったのにそんな事言わないで下さいよ」
そんな会話をしながら歩いていく。
ゆゆさまには……イメージ道理だったな。うん。
「さて、着いたわよ。ここが白玉楼よ」
着きました白玉楼。
……でっけ……。
「そういえばあなた人間なのよね?じゃあ何で猫みたいな耳が着いてるいの?」
……?
…………あ。
「忘れてたぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「えぇ!?忘れてたんですか!?私てっきりもう解決したかと……」
「麟麟麟!!どうしようどうしよう!?」
頭を抱え辺りをうろつき回る。
「とりあえず、耳食べたらいいんじゃないですか?」
「そ、そうか……って馬鹿か俺は!?」
「ナイスノリツッコミね」
「誉めんでよろしいわ!!」
「まぁ、そんな事より早く中に入りましょう?妖夢を早く寝かせたいしね」
それだけ言って、幽ヶ子は白玉楼に入っていった。
「さあ、白夜さん行きましょう」
「おう」
妖夢を早く寝かせるべく、俺達も白玉楼に入った。
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特にする事も無いので、適当にゆゆさまと居間にて雑談。しばらく(というかかなり)すると、居間の向こうの襖から妖夢が出てきた。
「あ」
「おう。おはようさん」
「……何で居るんですか!!」
「いや、あん「あなたじゃなくてその二胡の人です!!」たが……は?」
妖夢は麟を指さす。
「……私ですか?」
指さされた麟はキョトンとしている。ゆゆさまはやれやれといった感じだ。
「そうです「はいはい、そこまで。妖夢この人達は紫が言っていた人達よ」……ふぇ?」
妖夢の暴走(というか早とちり)をゆゆさまが押さえ、俺達の名前を明かす。
すると、妖夢は一度目を丸くしてからじょじょに顔が赤くなっていき、
「……すいませんでした……幽ヶ子様……夕食時なので作ってきます……」
と、襖をピシャリとしめて行ってしまった。
「まったく、妖夢らしいわね……そうだ、あなた達夕食食べていかない?ここだから解らないかもしれないけど、もう夜よ」
またこのパターンか。
「うーん、どうします?」
麟が訪ねてくる。
「まぁ、いいんじゃないか?」
「じゃあ決まりね」
ゆゆさまは笑顔で言った。
そして、雑談だが、この後の夕食でゆゆさまの本気を見たのは言うまでもない。
そういえば、セブンネットコピーで見れる「文ヶ。新聞」って知っていますか?
面白いので、ぜひオススメです。読んで見てください。