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東方白來伝  作者: 冴月(元:九尾の白狐)
強者探し編
21/67

麟無双……?

少ないですが……勘弁してください(泣)

 辺り一面に舞った煙の中から現れた魂魄妖夢。



  短く切った銀髪を揺らしながらこちらに向かってくる。


 そして、腰の剣に手を掛ける……と、思ったその時。



「切り捨てごめん!!」



 一気に、腰の剣を抜いてきた。



 当然のごとく、避けれるはずがない。


「うわぁぁぁぁぁぁっ……うわ?」



 剣がとんでこない。



 何故だ。と思い、下げていた顔を上げる。



「……まじかよ」



 そこには、妖夢の剣を結界で受け止めている麟の姿があった。



「ふぅ。あぶないですね」



「なな、ななななな!?」



 妖夢が「な」しかでないほどにびっくりしている。



 だが、流石は剣士。すぐに我に戻り、次の行動にでた。



「……いやぁ!!」



 まだ差してあった、もう一本の剣で結界を横に斬りつける。



 ガァン!!



「わ」



「スキ有り!!」



 結界を崩され、後ろに倒れかける麟。そのスキを狙い、妖夢が縦に剣を振るう。



 しかし。



「わぁ、危ないですね」



 麟は倒れかけた勢いを利用し、片手をつきバク転した。



「……チッ」



 妖夢は舌打ちをする。



 と、麟が聞いた。


「あの~。なんで切りかかるんですか?」



「侵入者だからだ!」



「……言っても聞かないようですね」



 麟が構える。それに対し、妖夢も剣を構える。



 そして。



「でやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



 剣を構えつつ、麟に突っ込んだ。



 その勢いを利用して、真上から左の剣を切り下ろす。



 ……が、麟が身体を少し横にずらしよける。



 その避けを呼んでいたのか、妖夢はもう一本の右剣で横に切る。



 ……が、これも当たらず。麟はしゃがんでよけた。



 このように避けられると、頭にくるだろう。妖夢の斬撃は段々荒くなった。



 麟は必要最小限の行動で避ける。


「何で!?何で当たらないのですかッ!?」


 妖夢が叫ぶ。



 麟は笑いもしなく、反応しない。



「こうなったら……六道剣「一念無量……」



「はぁ……もう良いですか?」



「なっ!?」



 いつの間にか麟が妖夢の後ろにいた。


「はい」



「うっ!?」



 麟は、妖夢に手刀を入れる。



 妖夢はその場に倒れた。



「全く、何でいきなり襲って来たんですかね……って白夜さん?どうかしました?」



 ……。



 …………ガクガクブルブル……。



 ……麟こえぇ……。



 つ、つうか、妖夢って結構強いほうだったよな?それがこうもあしらわれるとは……。



 ……麟強えぇ……麟怖えぇ……。

文才が欲しい。

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