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東方白來伝  作者: 冴月(元:九尾の白狐)
強者探し編
19/67

和解…という名の……

言い忘れてたんですけど、10000PVの記念の回に出てきた「少女人形」って歌。気になったなら検索してみてください。アリスのテーマのヴォーカルアレンジです。

「…………なぁ、咲夜さん」



「何ですかこんな時に!!」



 咲夜が視線を姉妹喧嘩に向けたまま答える。



「……この戦い何?」



 皆さん、良く考えてほしい。



 吸血鬼姉妹が、ラノベで戦ってるんだぞ?



「どう考えても馬鹿げてるぜ……」



「…………コロシテアゲル!!」



 フランがレミリアからこちらターゲットを変える。



 その目は獲物を惨殺しようとする目だった。



 さすがU.Nオーエン。



 とか考えていたらフランがレーヴァテインを振るってきた。



 それをなんとかよける……が、フランからは、レーヴァテインのあのスペカの前の弾幕が放たれていた。



 それらをなんとか避けていく。しかし、気がつけば俺は壁に追い詰められていた。



「え、何で!?」



「壁と、あなたまでの距離を壊したんだよ」



「んなむちゃな……」



 思いがけないフランの力に戸惑う俺。


 そして、



「コロシテアゲル……!!」


 フランがレーヴァテインを振り上げる。



「白夜危ない!」



 レミリアが叫びながらこちらに向かってくる。が、その距離は届きそうにない。


 俺は死ぬなら目をつぶったほうが良いだろうと思い、目を閉じた。だが……



ガッシャーン!!



 と、なにかが割れる音がした。そして、誰かが話してくる。



「フランさん!最新刊のバカテス手に入りましたよ!!あと、レミリアさんに渡す本も……あや?」



 空気を読まずに窓を割って館に入ってきたのは、文ヶ。新聞作者、鴉天狗の射命丸文だった。



 飛び込んできた本人は、びっくりして辺りをキョロキョロ見渡している。


「ちょっと待って、文屋!あんた今私に渡す本って言ったわよね?」



「そうですけど……ていうか、文屋じゃなくて射命丸文です」



 射命丸が反論。しかし、レミリアはそんな事を聞いていなかった。


 レミリアがフランに聞く。



「……フラン。どういう事?私に渡す本って?」



 俺を殺ろうとしていたフランは、レミリアに向き直る。



 そして、ゆっくりと口を開いた。



 「……私、お姉様と元の感じに戻りたかったの。今の私達って、なんかギクシャクしてるじゃん。それで、どうすればいいかなって思って……」



「私に本を渡す事にしたの?でも、どうせラノベでしょう?」



「うん……。でも!この本は違うから!一回読んでみてよ!そして、ラノベの良さを分かってよ!」


 フランの目から、一粒の雫が零れる。


 それを見て、文はレミリアに『あの本』を渡した。



「……っ!!」



 レミリアが目を見開く。


そして言った。



「ふ、ふ、ふ、フゥゥゥゥゥラァァァァァァン!!!!」



 レミリアがグングニルを構えてフランに向かっていく。



 何でかって?そりゃあ、フランがレミリアに渡した本が、R-18、成人向けのレミリア同人誌立ったからだ。



「アハハハ!!良い顔になったねぇ!!」



 凄まじいレミリアの殺気に震え上がり、動く事の出来ない俺と麟。



 さっきから、影になっている咲夜、パチュリー、美鈴も動けない。



 レミリアとフランの魔剣と神槍がぶつかる――そう思っていたのだが。



「白夜さん!白夜さん!もうすぐ夕食ですよ!」



 麟のこえが聞こえる。しかも、夕食前だという。



「ん……はっ!?レミリアは?グングニルは?フランは?レーヴァテインは?」



「何言ってるんですか?」



 麟の不思議な物を見るような顔が、目に飛び込んできた。


 ……あれ?フランは?そしてここは?


「り、麟。俺、適当にブラブラするわ~って、この部屋出ていかなかったか?」


「何言ってるんですか?白夜さん、夕食前に少しだけ休むわ~って、寝てたじゃないですか」



 …………ゑ?



「え゛ええぇぇぇぇ!?」



 ……じゃあ、あれは夢だったのか?












 夢オチかよもぉおおおおおぉぉぉぉ……(T_T)

夢オチごめんなさいm(_ _)m



では、塾なのでこれにてε=ε=┏( ・_・)┛

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