表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方白來伝  作者: 冴月(元:九尾の白狐)
強者探し編
17/67

最終鬼畜妹フランドール・スカーレット

タイトルから察してください。

 咲夜に連いていくと、さっきまで俺が寝ていた部屋についた。



「どうぞ。今日はこの部屋で休んで下さい。それと、夕食の件ですが家の妖精メイドがなぜか皿を殆ど割ってしまいまして夕食の時間が少々遅れますのでご了承ください」



「分かった」



 それだけ言うと、咲夜はパッと消えてしまった。



「さて。どうすっかなぁ~」



 夕食まで少し待ってください……か。


 ま、適当にブラブラするか。



「麟、ちょっとブラブラしてくるわ」



「分かりましたー……あ、じゃあ私美鈴さんのとこ行ってきますね」



 そして、適当にブラブラし、夕食になった。



-----------



「まだ白夜には紹介してないわよね。こっちの紫色の寝間着みたいのを着たのはパチュリー・ノーレッジ。この館の図書館の主みたいなもんよ。そして、こっちの炎髪灼眼のう……コホン。赤髪のし……じゃなく。赤い髪の娘が小悪魔よ」



 色々と分からんことをはさみながら、俺と麟に二人を紹介するレミリア。



「紫寝間着って……。まぁ、いいわ。私はパチュリー・ノーレッジ。事情は聞いているわ。よろしく」



「色々間違えてるみたいですけど……まぁいいです。私、小悪魔って言います。一応、図書館の秘書みたいのをやっていまして。気軽にこあとでもお呼びください」



「俺の名前は出雲白夜だ。よろしくな」


「冴月麟です。よろしくお願いします」


 座りながらもぺこりと頭を下げる麟。



 うん。可愛い。



 と、麟を見ていると麟の隣の席が空いている。(ちなみに今座っているのは、俺の右からレミリア、美鈴、小悪魔、パチュリー、咲夜、空きで麟だ。)



 まぁ、予想はつくが。



 レミリアが少し悲しそうな顔をして話しだした。



「そこは私の妹フランドール・スカーレットの席よ。……ある日を境に食事にこなくなったの」



 やっぱりな。



「理由……聞いてもいいか?」



 俺がそう聞くと、レミリアはこくっと口を開かずに頷き、そしてゆっくりと話し始めた。



「家のフランは……フランは……っ!」


 言葉を発するたびにレミリアの目に涙が溜まっていく。



 そして、レミリアは言葉を噤む。



 だが、決意をしたかのように、目に涙を貯めたまま言った。



「家のフランはねぉっ!!…………ライトノベルにはまってしまったのよ!!」



……はい?



「だからぁ!!フランはよくわからないライトノベルにハマってしまったのよ!!」


……あ、ああ。そういうこと。



 レミリアがうぅっと声を漏らす。



 それを遮るかのようにパチュリーが言った。



「……レミぃ」



パチュリーがそう一言。すると、レミリアは泣いていた顔を上げ無理やり笑顔を作った。



「……ごめんなさい。……さ、さぁ。さめる前に食べましょう!咲夜の作る料理はおいしいわよー!」



と、元気に振る舞いパクっと夕食にかぶりつこうとしたその時。




ドガァァァァァン!!



「「!?」」



 壁が爆破されたような音が響いた。



その爆発の方向に全員が振り向く……が、爆破された壁の煙で何も見えない。


しかし、煙の正体はすぐに現れた。



「アハハハ!!ラノベの事がワカラナイヤツなンか消えちゃえ!!」




最終鬼畜妹フランドール・スカーレットさんが現れた。

どうしてこうなったのか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ