紅魔館
とある方から描写についてのありがたい指摘がありまして。
またまた迷子になってしまった俺。さて、どうしようか。
「あっちじゃ、20回ぐらいしか迷子ならなかったのになぁ」
って、十分してるじゃないか、と一人で自分にツッコミをいれる。
「しかし、ここどこだ?流石に東方キャラはしっていても紅魔館の構造まで知らんぞ……」
とかなんとか言っていると、少しだけ豪華そうな扉の前にきた。
「……開けてみるか」
最悪、「出雲白夜です、迷子になりました」と言えば良いだろう。
「……まさかここ開けるとレミリア・スカーレットが着替え途中で「キャー!?」みたいな感じになったりしたり」
そう言いながら、扉……と言うよりドアのドアノブに手をかけ、回した。
「え…………」
「うおっ…………」
ドアを開けてピッタリと目が合った俺と部屋の中の人。
そいつが見事に着替え途中で、肌が見えているのがヤバかった。
「ぶるぶる…………」
「いや、あの、い「咲夜ぁぁぁぁぁぁぁ!!」!?」
着替えを見られた少女……レミリア・スカーレットが叫ぶと、皆さんご存知十六夜咲夜さんが、ドアからこんにちはした。
「ど、どうかしましたかお嬢さブハァッ!?」
メイド長の鼻血が宙を舞う。
「咲夜が死んだ!?」
「この人でなしー……じゃないわよ!!なにあんた!?いきなり私の部屋入って来るなんて!!」
レミリアは自分が着替え中と言うことを忘れているのか、服を近くのベッドに放り投げツカツカと近づいてくる。
「……あの……」
「なによ!!」
当の本人は、何にも気がついていないらしい。
「……服……」
「はっ?服?…………あ」
自分の今の状況に気づき、顔がゆでだこのように赤くなっていく。そして、レミリアさ「う~……」と言ってうずくまってしまった。
「……はっ!?お、お嬢様!!大丈ブハァ!?」
またまたメイド長の鼻血が宙を舞う。
そして、俺は、どうしたらいいかわからなくなった。
「……えーと…………ありがとうございます?」
「っ、馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そして、レミリアに思い切りの右ストレートを食らった。
……ちょいと意識してみた結果がこれだよ!!