またまた迷子の白夜さん
さて、遅くなりました。
今後も、よろしくお願いしますm(_ _)m
ギャーギャー騒いでいた俺達。
冷静になった藍の「本題に入りましょう」の一言。それでみんな落ち着いた。
「さて、紫。とりあえず挨拶回りを兼ねた修行先の確認に来たんだが」
「そうだと思ったわよ。じゃあ、送ってあげるわね」
「え、ちょ、ぎゃあああぁぁぁぁ!?」
「ついでにあなたも」
「きゃあああぁぁぁぁ!?」
再び、どこかに隙間送りになった。
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「いってぇ……」
「いたた……」
二人揃ってどこかの地面に落下。
「ここは……紅魔館ですね。吸血鬼が住んでる」
麟がついた砂を払いながら答える。
「そっか。じゃあ行こう」
「ちょ、待って下さいよ!」
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「はい、到着」
「待って下さい!誰ですかあなた達は!」
「俺か?俺は出雲白夜。こっちは」
「冴月麟です」
「あ、失礼しました。私は紅美鈴です……あの~私が修業をつけることになってますよね?」
「そうだけど」
「じゃあ、ついてきてください」
「……まさか今から?」
「そんな事はしませんよ~。ただ、お嬢様に会って貰うだけですよ」
「お嬢様?」
ついに、ついにあいつにあえるのか?
「うぉぉぉぉ!!」
「ど、どうしたんですか!?」
「いや、なんでもない」
「なら、いいんですけど……。じゃあ、私についてきてください。案内しますから」
そう言って、俺と、美鈴と少々影の薄い麟は紅魔館に入って行った。
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「……でですねー」
「そうなんですかー」
「…………」
案内の途中、俺を置いて意気投合する麟と美鈴。そして、会話に入れない俺。暇だから、二人に着いていきながら色々見ることにした。
「ふーん。ほー」
いや~、色々面白いですな。妖精のメイドいっぱいいるし。
「あれ?麟?美鈴?」
辺りを見渡しても誰一人いない。
「……あ、俺、また迷子か」
本日二回目の迷子。
もう鳴きてぇよちくしょう。
次からさっさと進めていきます。