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東方白來伝  作者: 冴月(元:九尾の白狐)
強者探し編
12/67

迷子の迷子の白夜さん

毎回、毎回短くてすいませんm(_ _)m

「はぁ~、面倒くさい……」



私、八雲藍は今マヨイガの紫様の居る部屋の前の居間に居る。結界の綻び直しをしてちょうどマヨイガに戻ってきたとこだ。幻想郷の各地を一つ一つ見てまわったから無駄に疲れる。



でも、サボる訳にはいかない。それが原因で幻想郷崩壊なんて嫌だからな。



そんな決意があったのはいつの事か。


紫様、これだけは言いたい……。



「何で私にばかり厄介事を押し付けるんですか?」



私は、はあ~と深い溜め息をつく。



別に紫様が嫌いという訳じゃない。むしろ好きだ。それにいい人だ。だが……、


「結界の綻び直しは紫様の仕事じゃ……」


いつも面倒くさいと言って私に押し付けばかり。



今回の来客の件もそうだ。私に「あ、結界の綻び直しといてね。あと、今日私にお客が来るから来たら知らせて頂戴。名前は『出雲白夜』よ。んじゃね~」とだけ言って寝てしまった。



無責任と言うか、なんと言うか。



そんなんだから、私の橙を使いに出すはめになるんだ……。


「藍しゃま~」



おや?橙が帰って来たようだ。



「橙、ありがとう……で、その子が出雲白夜さん?」



橙と仲良さげに手を繋いでいる少女をみる。



「あ、いえ、私は白夜さんではなく冴月麟です。白夜さんの此処の入り口までの案内をしていました」


へぇ……見かけはまるっきり少女なのに意外としっかりしてるわね。



「で、その白夜……さん?は?」



「藍しゃま、白夜さんならここに……あれ?」



橙が辺りをキョロキョロと見回す。しかし、いないと分かると段々と焦った顔になっていき、



「り、麟ちゃん!!どうしよう!?」



「いや、どうしようって……探すしか……」



橙と麟が、物凄く困った顔でオロオロしている。



そして、橙と仲良さげに手を繋いでいる少女をみる。



……。



…………すごい可愛い…………麟ちゃん……橙と一緒に欲しい………!!



じゅる……。



……はっ!?私は何を!?



そ、そんな事より



「しょうがないわね。私が探しておいてあげるから、あなた達は先に紫様の所に行ってなさい」



「え?悪いですよ」

「藍しゃま、白夜さんを見失ったのは私の責任ですので私が……」



ああ!!責任感感じてる橙も可愛い!!



……じゃなくて……。



「良いのよ。ちょうど暇だったしね」



正直、暇じゃないけれど。早く休みたいし。



「え……じ、じゃあ……お願いします……」



「お願いします」



橙が麟ちゃんと揃って頭を下げてくる。


「はいはい、任されました。……んじゃあ橙、先に紫様の所行っていてね」



「はい!!」



そう言って、私は『出雲白夜』さんを探しに行った。




~その頃の白夜~



「こ、こ……」



腹いっぱいに息を吸い込み、叫ぶ。



「此処はどこだあああああぁぁぁぁぁ!?」



白夜、マヨイガで、奮闘中……?

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