三
頭に浮かんだの書きなぐっていくと
ふと思いました
これは、高見広春さん作品の小説の影響が大きいなと
あえて作品名は出しませんがもっと構成を練るべきでしたと今更後悔しています
爆音の如くなり続ける拍手の雨
この国では18歳になるとこんなにも喜ばれる事なのだろうか
甲高い声の男
「君たち長い階段疲れっただっろーん、さぁこれでも飲んでそこの席にに座ってさぁさぁ」
胡散臭い小太りでピエロの様な顔をしたおっさんは
凄くいい笑顔で左手に持っているステッキで席を指し
テーブルに置いてある黄色いドロドロとした飲み物?液体>?を渡してきた
席に座ろうと振り返る
そこには数え切れないほどの人、人、人
これは全員18歳の子達なのだろうか・・
俺達は人を掻き分け指された席についた
甲高い声の男はまだ喋る
「実にいい!excellent!marvelous"!」
まだ喋る
「今年は豊作だ実にいい良いイイeい」
人間のテンションとは思えない程のはしゃぎ用
例えるなら子供がどうしても欲しいおもちゃを買ってもらう時や
休日に遊園地に連れて行ってもらえる時の喜びはしゃぎ用
薬でもやってるかのようなテンションに俺は少し引き気味でもあった
甲高い声の男
「さてお時間が来ましたねぇつぅ皆席につきましたっねっえええ」
笑顔で両手を揉みながら拡声器らしきもので叫ぶ
「何故ここに集められたか分かるかな?」
急におっさんの顔がシリアスになる
「分からない人手ぇあげてえん」
オカマ口調になったりシリアスになったりと忙しいおっさん
手を挙げる人などいなく
皆好き勝手に話をしたり暴れだす人もでてきた
「ちょっとおじさんの話聞いてねん」
オカマ口調のまま甲高い声の男は喋る
「今この国は東と西に分かれてるの知ってるよねん?」
「何で分かれてるか分かるぅ?はいはい分かる人手えあげってぇ~」
甲高い声の男の話など聞く耳持たずで
騒ぐ18歳の男の子達
甲高い声の男は拡声器を地面に投げつける
ドガンガタンピーーーーーーー
音に驚き騒いでた子達の動きが止まる
「聞けよクそガキドもぉおおオオオ」
先ほどとは違った顔
オカマ口調甲高い声とは違いドスの聞いた声に変わる
「お前達はこの国の現状分かってるか、絶望的ナ食糧不足、万年性欲のとまんねぇクズ共のおかげで
増え続けるクソガキの数」
「少し減らしたいよねん☆ミ」
おっさんの口調は変わる
「よぉく聞いてねん簡単な話なのよんっう」
「東と西に分かれてお互いに数を減らしあうのよん」
「勝ち残った東軍か西軍は北の都市に移動して普通の市民として暮らせることができるのよん」
「勿論あなた達のお兄さんやお姉さんも参加したのよこの戦争にぃいいいいいい」
おっさんはニヤリと笑いながら喋る
話は変わるが俺には3つ離れた兄貴がいた
俺は物心ついた時には親はいなく血の繋がりは兄貴唯一人だった
3年前に兄貴も招集されたが翌年には毎月仕送りと元気ですとの手紙が届いている
手紙には戦争についての事は何一つ書かれてなかった
唯唯元気ですとかかれていた
この東西戦争は国の極秘プログラムであり
食糧危機の為の口減らし
俺はそう悟った




