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第2話 異世界到着

気がつくと芝生の上に立っていた。

慌てて周りを見渡す。


ビルなどはなく空には輝く太陽そして周りは草木が生い茂っている。

今までに見たことのない景色が身の回りにあり。

つい、

 

「ここはどこだ?」


と呟いてしまった。ベタなことを言ってしまった。


そんなことを思っていたら後ろから不意には話しかけられた。



「ここは、アディリア王国のイズムの森です。」



声に反応して後ろを振り向くと蒼い瞳に蒼い髪のとても綺麗な人がいた。


あまりの美しさに声が出ない。


「黒い髪、茶色い瞳、整った顔…。 あなたが、アイザワ・ユウキ様ですね。」



俺のことを知っている?


「整った顔だとは思わないけど、確かに俺の名前は逢沢 優輝であってるよ。」



俺がそう答えると女性はやはりと頷いた。



「ところで君の名前は?」


「失礼しました。私はアリス・ヴァン・エスカール様の配下のトラヴィスタ家の一人娘、

エレカナ・トラヴィスタ、エレンとお呼びください。」



そう言い長いドレスのスカートを少し持ち上げ会釈する。


こちらも反射的に会釈をする。

そういえば頭に少し引っかかる…。


ここが異世界云々はもう諦めたとして、

”アリス”・ヴァン・エスカール、ね。


もしかして…。 いやまさか。


とりあえず聞いてみることにした。


「エレンさん、もしかして”アリス”って」


「ええ、お察しの通りあなた様の御母様でございます。」


あと、さん付けはいりませんよ。と注意をされてしまった。



「………ええ!!って言うか母さんの配下ってことは…。」


「……本当に何も知らされてないのですね。」


そういい彼女は少し考え真剣な表情になり言った。



「あなたの御母様、アイザワ・アリカ様は魔界の元魔王です。

旧名をアリス・ヴァン・エスカール。またの名を”史上最強の魔王”」



ちょっと混乱してきた。



「あなた様を魔王にするためにお母様は、この世界に異世界転移の魔法を使いあなたを送り届けました。

そしてわたしは魔界でも通用するようにあなた様がこの人界での修行を全力でサポートをいたします。」



なぜだろう、お腹がちょっと痛い。

というか何このプレッシャー。エレンの目が燃えてるように見えてるし。



「というか修行って何だ!修行って!」



「修行というのはですね。 …ちょっと待ってください。何か来ています…。」



それから数秒後、大きな音を立て空か大きな生物が現れた。




「ワっ、ワイバーン!?」



そう、それはゲームなどで見たことのあるような

竜の一種ワイバーンであった。


ちなみに声をあげたのは俺、彼女はいたって冷静だった…。



「下等竜のワイバーンがなぜここに…。 ここはでても巨大熊がいいところなのに…。」



そう言いながらも彼女は、手のひらをワイバーンに向け氷の刃を飛ばした。

ワイバーンの体に氷の刃が突き刺さり赤い血が滴り落ちている…。



俺はほっぺたをつねって夢じゃないかの確認をしていた。



とてつもなく痛い。間違いなく夢じゃない…。


そんなことをしていたらワイバーンが俺の方を向き、

火球を飛ばしてきた。



あまりのことに反応ができず、その火球をもろに受けてしまった。


「うっ いた!!…ってあれまったく痛くない。」


服が少し焦げている程度で俺の体には全くけががない。



そうかこれは、夢か!


そしてほっぺたをつねってみた。


「いはい(いたい)ふへははいんは(夢じゃないんだ)」



火球がきかないことを理解したのかエレンの氷の刃を食らいながらも、

俺に突進をしてくる。


自分より少し大きいくらいのワイバーンが全力で突進をしてくるのを

真正面から受ければ普通の人ならば、最悪死んでしまうだろう。



しかし俺はそれを平然と受け止めてしまった。


「あれ!?」


そしてそれを一番驚いているのは何を隠そう

俺自身である。



とりあえず掴めているこの竜を投げ飛ばせれそうな気がしたので、

掴んでいた左手を離し右手だけで後ろに投げてみた。



その光景は赤ちゃんがぬいぐるみをぽいと投げ捨てるようだった。


ただし投げた速度はピッチングマシーンより早かったが…。



投げ捨てられたワイバーンがものすごい勢いで、

大木にぶつかり動かなくなる。


そしてその大木が音を立てて折れていく。




「さすがですユウキ様」



きらきらと目を輝かせてこちらを尊敬の眼差しをむけてくる。


「というかこの力は何なんだ!?」



自分が自分じゃないような気がしてくる

この力の理由を聞こうとすると向こうから人の声が聞こえる。


「おーい、ここら辺にワイバーンが出たからにげろー!!」


ご報告が遅いです知らない人…。



「ユウキ様!いったんこの場から離れましょう。」


そういうと俺の手を引き人の影が見えなくなるまで走った。



「おーいって、ワイバーンに襲われてもしらねーぞ!!ってなんでこんなところにワイバーンが!しかも動かない…。 死んでやがる。」


ワイバーンの生死を確認すると人が消えていった方を見て。


「ワイバーンを倒すなんて何者だあいつら?」

大柄のひげを生やしたおっさんが不思議そうに眺めていた。





うまくにげた優輝たちは、エレンを先頭にしてどこかに向かって歩いていた。



「なぁエレン?どこに向かっているんだ?」


「イズムの森を抜けたところにあるイズム村です。」


イズム村…ねぇー。


噛みやすい村だなと考えていると森を抜けた。


森を抜けるととても広く大きな平野にとても大きな村があった。


「あれがイズミュ村か?」


少し噛んでしまった。


「はい、あれがギルドの始まりの地イズム村です」


「ギルドねぇー。」


おそらくゲームなどにあるギルドと大体同じようなものだろうな…多分。



「あの大きな建物がギルド?」



「そうです、あれがあるせいで大きく感じて、旅人は町だと思うらしいのですよ。」


村の真ん中にある大きな建物「ギルド」、村全体も建物が木やレンガなどで作られているため

俺は村じゃなくて町の勘違いだろうと思った。


実際は定住している者の数は少なくギルドを使う冒険者はある程度の位になると城下町にある方のギルドを使うゆえに移住してしまうらしい。


それ故、町にするには定住者が少し足りないらしい。


この村についていろいろ話を聞きながら歩いていると、


「ユウキ様、着きましたよ。」


着いた先をみると普通のレンガの建物だった。

2階建てではあったが…。


「ここはなんだ?」


建物には看板が掛かってはいるが

あいにくと文字が読めない。


少なくても日本語ではない。



「そう言えば文字が読めないのでしたね。…では少し目をつぶってください。」


そう言うとエレンはぶつぶつと唱え始めた。


目に奇妙な感覚が走る。


「なんだかくすぐったい…。」


変な感覚に気を取られている間に

魔法が終わっていたようだ。


「では目を御開けください。」



すると今まで読めなかった看板の文字が、急に理解できた。


『宿屋』


そのまんまなんだ…。



「宿をとるのか?」


「ええ、まだ御昼過ぎですが色々と御説明が必要ですし、人に聞かれたら困りますしね。」


たしかに魔王云々を街中で話したらすぐにでもつかまりそうだ…。



「わかった」



そう言って俺は宿屋の中に入って行った。










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