第7話:勉強会
「はぁ〜だりぃ〜」
と俺が不意に呟くと隣の席の七海が
「怜人君どうしたの?」
と聞いてくる。そんな七海に俺は
「だって体育祭が終わったからあと1週間で中間考査だろ?」
と言葉を返す。そう、体育祭が終わったらもう中間考査があるのである。さらに、この学校はかなりの進学校のため中間考査の科目数が普通の高校よりも多く、10科目もあるのだ。
数学A(代数)、数学B(幾何)、
国語1(漢字、語彙)、国語2a(古文)、
国語2b(漢文)、英語1(文法)、
英語2(作文、読解)、地理、歴史、物理、
見てくださいよ皆さん‼︎この科目量‼︎たかが中間考査ですよ?多すぎませんかねぇ‼︎
「はぁ〜テストだりぃ〜」
「そんな事言ってもしっかり勉強しないと赤点取っちゃうよ?」
と、七海は言ってくるが正直留年さえしなければどうって事ないのだ。
とそんなことを七海と駄弁っていると
「バンッ‼︎」と音を立てて扉が開き、そこから詩乃が入ってきた。
「ふっふふ〜ん♪さぁ怜人君‼︎この私が会いにきましたよ‼︎」
「............」
「............」
「ちょちょっ2人ともなんでそんな目で私の事を見るんですか‼︎」
「いやだってなぁ、このテンションのお前と関わるとだるい未来しか見えないし」
「そんなっ、酷いですよ怜人君‼︎ほら、七海ちゃんも何か言ってくださいよ‼︎」
「い、いやぁ私に言われても......。そ、そういえば神月さんは何しに来たの?」
「と、唐突ですね。別に特に用事はありませんよ。ただ怜人君に会いにきただけです」
「相変わらず怜人君のことが好きなんだね」
「ふふんっ、それが私ですから」
と詩乃は胸を張る。まぁ特に張る胸も無いわけだが。
「それで、2人はなんの話をしてたんですか?」
「私たち?私たちは体育祭が終わったからもうすぐ中間考査っていう話をしてたけど」
「あ〜確かにそうですね。もう中間考査ですか。それなら、みんなで勉強会でもしませんか?」
「いいねそれ。怜人君もそれでいい?」
「え?いや、俺は勉強するなんて一言も......」
「おっけー、じゃぁ今週末3人で勉強会ね」
「はっ?俺は参加するなんて言ってな...」
「はい。それでいいですよ‼︎」
「はっ?ちょおいお前ら!」
と俺が喚いていると
「あれ、3人で何話してるの?僕も混ぜてよ」
と、遥斗がやってきた。
「あっ遥斗君。今3人で勉強会しようって話をしてたんですよ。よければ遥斗君もどうです?」
「おっいいねそれ。せっかくだから僕も参加させてもらおうかな」
と、遥斗もやってきたことで俺はもう完全に逃げられなくなってしまった。
と気付いたら3人は俺そっちのけで勉強会の具体的なことについて話し始めてしまった。
「......モウヤダシニタイ」
と俺は一人呟くのだった......。
後、詩乃‼︎俺の方見てこっそり笑ったのも逃さなかったからな‼︎
と、そんなこんなで週末に勉強会をするのが決まってしまったのであった...。




