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第8話 異世界での買い物②



 錬金術の店に着いたシュミは、思いっきりドアを開けようとした。


『ガチャン 』


(開かない〜っ)

ドアをよく見ると、ただ今出掛けています。の看板がある。

(マジか〜最悪だなぁ〜いつ戻って来るんだろう?)

シュミは、とりあえず待つ事にした……30分……1時間


「あーぁ…これあれだ…帰ってこないやつ系か…」

ドアの前で座り込んでたシュミは、立ち上がり

とりあえず、家に帰ろうと歩き出した。


商店街は、戦闘術学校に入学する用意の為か、少しづつ家族連れが多くなり始めた。自分より5歳上の子供達がワイワイ言いながら、楽しそうに歩いてる。


中には、シュミをチラチラ見ている子もいる。この数年でそこそこマッチョになった身体を見て、目を丸くしている。


戦闘術の自信があるヤツは、すれ違い際で睨んでくる。

(はぁ〜何処の世界でも、めんどくさいやつは居るんだな)


とぼとぼ歩いていたら、後ろからシュミを呼ぶ声が聞こえた。

「シュミ〜シュミ〜!」

後ろから、手を振りながらボラタが微笑みながら走ってくる


(あ、かーさんだ!)シュミもボラタに駆け寄った。


「かーさん、何処へ行ってたの?」


「教会のハーフエルフのメリルさん所に行っていたのよ。メリルさんが、産気づいたからお手伝いを行っていたの〜

しかも双子の女の子で、とても可愛かったわ〜」


目をキラキラさせながら嬉しそうにいっていた。


(これは……弟か妹が増えるフラグかな?)

シュミは、夜はなるべく早く寝てあげようと思った。


かーさんは、治癒魔術士。色んな場面で村のみんなの役にたっている。治療から出産まで、幅が広い。

白魔道士は、1つの村に1人居るが、下級白魔術士がほとんどである。


治療魔術士は、大きな街に1人居るかどうかという位

白魔道士の上級職 ※治療魔術士は、魔力量が桁違いの人しか慣れない職業で、なかなか居ないのだ。

基本は王都で、王族お抱え職だとかーさんから教わった。


なのに、俺には魔力が一般的な量しかないとか、複雑な気持ち。完全な父親似って事だ。


(妹が出来ると、かーさんに似るのかな〜?そうなると美少女ロリっ子魔法使いが出来上がるなぁ〜)


シュミは、ニヤニヤしながら歩いていた。


そして2人は、楽しく会話をしながら家に帰りついた。


家に着くとリンクスが先に帰っていて、リンクスはシュミに話しかけてきた。


「シュミ、今日鍛冶屋に行ったんだって?レカルドから聞いたよ。鍛冶屋的には、難しい物を頼まれたとか言ってたが、レカルドは錬金術の店を薦めたらしいじゃないか。錬金術士のハボックは、居なかっただろう?戦闘術学校の入学シーズンが始まる頃は、街の錬金術ギルドで大量に魔道具の新作会があって、魔道具を仕入れに行ってるんだよ。」


リンクスとレカルドは、小さい頃からの親友で、レカルドは冒険者の剣術士をしていたが家業の鍛冶屋を継いだとの事、リンクスとレカルドは、一緒のパーティーを組んでいた時の武勇伝を1時間程聞かされた。


また、錬金術士のハボックとは、冒険者時代からの付き合いで、かなりのお爺さんらしい。



以前に10歳から戦闘術や魔術を習うと言ったが、あくまでも戦闘術や魔術の初級を習い始める。専門学校は、基本12歳~15歳で入学し戦闘術や魔術から1つ選びその術の専用技やスキルを勉強する事になる。


戦闘術は、戦闘術専門学校へ。魔術は、魔術専門学校へ。

専門学校卒業時には、最高ランクでも中級までしか取れないと本で読んだ。これが一般の人の場合だ。


剣術や魔術の両方を使いこなせる人や魔力量が多い人が、たまに出てくる事がある。

そんなチートみたいな人が通う学校は、王国の都の大学に飛び級出来るそうだ。






************************************************

※ 治療魔術士 とは?

白魔術士上級・黒魔術士上級・召喚士上級の内2つの上級を取得し、治療魔術の魔法やスキルを取得した者のみが治療魔術士と名乗れる。


また、白魔術士上級(黒魔術士上級)と召喚士の上位魔術の精霊魔術士を取得した者は、治療魔術の上位の聖霊魔術士を名乗る事が出来る。


修正、専門学校の入学を基本15歳を12歳~15歳と変更しました。すみません。

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