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第58話 ハボック爺さんと、かーさんの秘密


シュミは、山犬の毛皮が売れるんじゃないかと、回収しようとしたが、燃えてチリチリになってて、剥いでも意味がない程、まっくろくろだった。


ハボック爺さんの元に皆集まり、ワイワイ騒いでいる、リンクスとレカルドは、爺さんが召喚出来ると、知っていたみたいだった。


(早く言ってくれれば、他に戦い様が有ったのになぁ~)


ハボックが、シュミをチラッと見て、シュミPTの顔を見渡して。


「どうじゃ?今回は、きつかったじゃろ?勉強になったと同時に、戦わずに撤退しても、可笑しくない状況じゃった、もちろん兵士なら国民を残して、撤退出来ない状況じゃが、伯爵家の冒険者のお前達は、逃げても良いのじゃが、良く戦う方を選択したな~偉いぞ!じゃが、町が無い時や守る者が居ない時は絶対に、撤退しなきゃダメじゃがの!ホーホッホー。」


「とりあえず、町に戻るか!シュミの顔見ると、爺さんに聞きたい事が有るみたいだからなw」

リンクスは、シュミの頭をクシャクシャと撫でて、ニコっとした。


疲れた体を引きずり、町の入り口に入いると、クズPT達はうつむきシュミ達を見ようとしない。


宿に戻り食堂の椅子に座ると、マリアとセルーヌも帰ってきて、ハボックと何か話しているが、内緒の話の様に小さな声で話している。


セルーヌとマリアが、話を終えるとハボックが、シュミの隣の席に来た。


「すまんの~ワシの力無しに、どこまで出来るか知りたかったし、ワシはお前のPTメンバーじゃないから言わんかった、ましてやこの力は、ホイホイ使えないからの~」


「いえ、まぁ~知っていれば、色んな作戦を立てたり出来ただろうけどね、ところでハボック爺さんは、召喚術士なの?」


「ん?いやワシは、聖霊術師じゃ。」


「どう違うの?」


「う~ん、そうじゃの~.....簡単に言うと、召喚術士と精霊術士と聖霊術師というものがあってのぅ~、精霊術士は、森やその辺に居る精霊から力を借り、自分の魔力は使わずに、火・水・風・土を操れ、自分の魔力はPTや自分の治療に充てる事が出来る。」


シュミの頭が追い付いてきているか、確かめながらハボックは、話す。


「召喚術士は、精霊そのものを具現化し、精霊に自分の魔力を糧にして、魔術を行使するんじゃ。」


シュミは、う~んっと頭をフル回転して、理解しようとしている


「そして、ワシやボラタの聖霊術師じゃが、白魔術士を極め治療術師になり、精霊魔術士か召喚術士を極めると、聖霊術師になれるんじゃが、ボラタは聖霊術師の力を持ってるが、治療術師までしか取ってないんじゃ、聖霊魔術師になると国王近衛兵扱いじゃから、自由なんてないのじゃ.....治療術師も国王や侯爵位の貴族に、仕えないといけないのじゃが、治療魔術師を育てているウォックス家なので王からは、特別に仕えなくても良いと許可を取っているのじゃ。」


「え?かーさんも聖霊魔術師なんだ~」


「じゃが他言無用じゃ、聖霊魔術師が一貴族家に居ると、貴族同士のパワーバランスが崩れるからの~、内緒の内緒じゃ…リンクスにもじゃ。」


「え?父さんにも内緒なの?」


「そうじゃ、あのアホゥは、すぐに口を滑らせるからな。」


「あぁ~なるほどw」


セルーヌとマリアが、近づいてきて。

「やっぱり、話したのですね~ハボック様.....ごめんね.....シュミ。私とマリアは、カリヤ様から口止めされていて、他の2人は知らないから、言わないようにね。」


「あぁ。」


ソーシャとエリカが、治療を終え戻ってきて、ワイワイと面白い話をハボック爺さんが話だし、楽しい時間を過ごした。

明日の朝は、町を出発しマアシーの町に帰る事を、マリアから聞かされた。


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