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第55話 この世界の炭鉱夫は、脳筋w


翌朝、宿の裏庭を借りて、軽い修練をする。

リンクス達が、食堂に降りて来ているのが、裏庭から見えたので、シュミも食堂に行く。

シュミのPTメンバーも降りて来ていたが、その中に頬と目の上に痣が出来た、ハボック爺さんの姿も有った。


(何をやらかしたのやら……)


さて、朝食を食べて作戦会議をするか、ハボック爺さんの事は触れない方が良さそうだしな。


「父さん、朝食後父さんのPTと、僕のPTの作戦会議をしたいのですが。」


「あぁ、お互いにしっかり連携を取って、情報を共有した方が良いしな。」

レカルドが、リンクスの代わりに答え、リンクスはウンウンと、頷いている。


(あ、こういう事はレカルドと話した方が、早いかw)


2つのPTの内、町周辺を巡回するPTと、森周辺を巡回するPTで良いですか?

町中は、町の護衛兵に最低限の巡回をやってもらうので、町中は大丈夫だと思います。


シュミは、マリアをチラッと見た。(あ、事前に打ち合わせるの忘れてた。)


「そうですね、今日町周辺に異常が無ければ、明日から2PTで森の中を巡回する様にしましょう。」

マリアは、レカルドとリンクスに話を振る。


「オルトロスを発見しても、手を出さずに必ず合流して、対処する事だな。」

レカルドは、マリアの話に頷き、話を付け足した。


「では、森周辺を私達のPTが、担当しますね。」


「あぁ、では解散だな。20分後に町の出口に集合だ!」


そして、席を立ち部屋に戻り用意をする様に、皆に伝える。

各々部屋に戻り用意をする、シュミの部屋にセルーヌが来て、以前シュミが持っていた護符と同じ物をシュミに手渡してきた。


「ん?これは、セルーヌが持ってた方が良いよ。俺は別の加護っぽいの付けてるっぽいから。」

シュミは、ニコリとセルーヌに微笑んだ。


「そうなの?わかった。」

セルーヌもニコリと返して、自分の部屋に戻った。


20分後、両PTはそれぞれの担当する、巡回に行く。


シュミ達は森周辺を見回る、異変は無いか・魔物の気配が無いか・足跡は無いか等、5人が横並びになり、3m間隔で広がり一番外側の森側は、シュミが担当し警戒しながら、念入りに少しづつ歩いて、少しの異変も逃さないようにする。


一方リンクスPTは、町の外壁に崩れてる所がないか?街道に異変が無いかを、和気あいあいと話をしながら、巡回している。


リンクスは、こういう仕事は嫌いで、いきなり戦闘とかだと、本気を出すタイプだ。


マリアは、リンクスがこういう事を苦手と分かっているので、自分達が森周辺を調べないと、不安が残るのが嫌なのだろう。


リンクスPTの町周辺の巡回は、護衛兵もやっているので、万が一の事態に備える為に、任せただけみたいだ。


夕方になる頃まで、何度も往復し徹底的に、見落としが無いようにする。

宿屋に戻ると、リンクスPTメンバーは、すでにお酒を飲んでおり、出来上がっている。


オルトロスの強さを、リンクスとレカルド以外のリンクスPTメンバーは、軽く見ているようで

あえて、リンクスもレカルドも注意しない、そういう危機感のない奴は、死んでも良いっと考えてるからだ。


無理矢理に作ったPTなので、リンクスやレカルドとも信頼関係が作れる訳なく、ましてやランクゴールドで、天狗になっている様な連中みたいだ。


シュミ達のPTの事も、自分達よりランクが低いので、こちらとも信頼関係を築く事等、思ってもないのだろう。


シュミ達も、特に興味が無いので話しかけない、シュミ的にはオルトロスの撒き餌にでも、成ればいいのにっと内心思っている。


ハボック爺さんはというと、町の中の噂話や情報等を収集してもらっていた。


炭鉱夫達の話では、オルトロスを犬のデカい魔獣としか思ってもなく、自分達でも守れるし討伐も出来ると勘違いしているみたいだ、さすが脳筋って感じ。


とりあえず、明日は2PTでの森の奥まで探索する事になる。

報告会もそこそこにして、シュミは夕食に、何を食べようか考えている。


「今日は、ソテーにしようかな!.....すみませーん、フォーゴのソテー2人前と.....フォーゴのパン粉揚げ1人前お願いしま~す!」


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