第47話 モントの町
早馬が屋敷に到着し、急遽シュミのPTが、リンクスとレカルドも呼び出され。
おばあ様の頼みで、レカルドも臨時的にリンクスとPTを組む事になった。
レカルドの条件は、家族の生活と身の安全を保障する事だった、おばあ様は条件を飲み、屋敷の離れに住ませる事にした。
早馬の内容は、以前シュミ達が遭遇した、ミノタウロスが単体で目撃された事だった。
以前は、メリビアの町の森周辺だったが、ミノタウロスは移動して、カーライル伯爵領内の、モントの町の森で目撃され、冒険者のエルフ族が常に監視していると報告が有り、各貴族の冒険者に討伐要請を出したとの事だった。
冒険者が討伐失敗後、王国軍が出兵するらしい。
おばあ様は、準決勝に残った4名と昇級出来る動きを見せた、出場者の昇級を発表し昇級試験は、終了となった。
準決勝に残った、ソーシャ以外に、他の3名に、シュミのPTに参加するかを聞いた。
剣術士:エリカ:マイヤーズ(人族・女性)
弓術士:アヴァ:グリーン (エルフ・女性)
剣術士:ルーカス:スミス (ドワーフ・男性)
ドワーフのルーカスは、王国軍兵の100人将を希望していたので、国王軍部に推薦状を出す事になった。
残り2名は、シュミのPTに参加する事になるが、この非常時のみの、臨時PTという契約となった。
そして、シュミ・セルーヌ・マリア・ソーシャ・エリカ・アヴァの6人1PTになった。
おばあ様は、今回の任務の説明を、シュミPTに説明する。
ミノタウロスの討伐と聞き、エリカとアヴァはビックリして、フリーズしていたが、討伐が無理そうなら退却しても良いと、説明した。
討伐出来れば、エリカには騎士の称号・アヴァには、蒼天士(弓術の上位職)の受験権利を出す。
っと、モチベーションアップを図った。
2人とも承諾し、5日後にモントの町へ出発する事になった。
翌日から、皆で連携等の確認をする為に、朝から晩まで動きの練習や修練をする。
シュミの修練の時間、他のメンバーは、それぞれの修練をしてくれる助っ人を頼んだ。
エリカの修練には、レカルドが付き、ヘイト(敵対心)を、敵から稼ぐ上級スキルを習う
ソーシャとアヴァは、リンクス相手に模擬戦を
セルーヌとマリアは、ボラタに治療・治癒を習う、セルーヌはマリアのサポートの為に、体力回復魔術を覚える。
出発前日に、ハボック爺さんが顔を見せに屋敷に来て、おばあ様やリンクスと、定時連絡が取れる、非常に貴重なアイテムスクロールの【アポ】っという物を置いて行った
。
シュミPTは、3日程かかるモントの町へ出発する。
リンクスとレカルドは、冒険者ゴールドランクとプラチナランクの混成1PTで、ウォックス領内を廻る事になった。
モントは南の町で、かなり暖かく温泉が出る有名な町だ。
温泉が有り活火山が有り、広大な森が広がっていて、エルフ族がその森を管理している。
シュミ達が、モントに行く途中に馬車数十台とすれ違う。
冒険者とすれ違い、話を聞くとミノタウロスの噂を聞き、退避を始めているという。
カーライル伯所属の冒険者PTが、3PT壊滅し住民は恐怖を感じ、金持ちは冒険者を雇い他の町に移っているそうだ。
モントに着いたが、入り口に兵士が立ち住民を避難させていて、危険な為町に入るのを規制している。
一晩町の外で、野宿をする事になり、女性陣は残念がっていた。
少しでも、皆の気を紛らわせたくシュミは、料理を作る事にした。
「フォーゴのスペアリブを焼いて、お酒でも出せば、少しは和むかな?」
スペアリブは、血管がと通ってる箇所が有るので血管を取り除き、血を軽く拭きお肉の方に、切れ目を入れて濃い塩水を作り、その中に入れ一時間程漬ける、そしてペーパー等で拭き火にかける。
フォーゴは、ほぼ豚肉なので、完全に火が入るように全ての面を焼く。
(豚肉の匂いが好きな方は、切れ目を入れて塩をかけて焼くだけで、OKです)
(塩水で、漬け込むとある程度臭みが取れますが、匂いが嫌いな方は塩水の中に、醤油等を入れるか焼きあがったスペアリブに、市販のソースをかけると良いです。)
[ちなみに、市販のスペアリブソースが嫌いな人は、家にある焼き肉ダレ・デミグラスソース・カラシ・トンカツソース・ケチャップ・ウスターソース・赤ワイン・砂糖・等を色々味見しながら入れて、自分流ソースを作ると楽しいかも!]
こんがりと焼けたジューシーな匂いに、みんな唾を飲み込む。
赤ワインとスペアリブをテーブルに置き、皆が席に着き食べながら、ワイワイ言うのをシュミは眺めている。




