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第43話 リザードマンじゃなかったよ。

セルーヌが、物音に集中出来るように、シュミはセルーヌを抱きかかえて、森を疾走する。


「どう?何かきこえるかい?」

セルーヌは、ピクピク耳をさせている。


「もう少し行った所で、一度止まって臭いを嗅いでみるわ。」

猫人族なので、臭いにも敏感な事を、シュミは忘れてた。


5分ほどして、セルーヌを下した。 

クンカクンカと鼻をさせ、何か臭いと音を見つけたみたいだ。


「東の方に何か嫌な臭いがする。」


シュミは直ぐに、セルーヌを抱きかかえて、東に走りすぐに何かが見えた。


「ギギ・ギャギャ。」っと言いながら、前方にリザードマンっぽい者がいる。


シュミとセルーヌは、茂みに隠れて様子を見る事にした。


リザードマンと、何処が違うかをセルーヌに聞こうとすると、セルーヌが話しだした。


「皮膚の色が、違うわね、後マリアが言ったように、爪の長さと太さも違うよね。」

意見を求めるように、シュミを見ている。


「ゴメン、俺リザードマンを見た事ないから、違いが分からない。」

なるほど、っと感じで返事をし、簡単な違い教える。


「リザードマンは、肌が緑色で、生息地で色は変わるけど、この森林地帯で緑以外は、在りえないわ。

爪も本来なら、細いはずなのに太くて長い」


シュミは、頷きながら聞いてる時に、他に2体リザードマンが現れた。


「セルーヌは、少し離れたあそこの丘から、火球系魔術を打ってくれ。俺は殴って強さを測るよ。」

シュミは、すぐそこに見える丘に指をさしながら、セルーヌに言う。


「わかった。」

ささっと、丘の上に登って見ると、少し離れた所に小さな拠点が見える。


「シュミ、少し向こうに拠点らしきものが見えるわ。」

指をさして、シュミにどうにか届く声で、言う。


「わかった、とりあえず先にこっちを片付けよう。」

っと言った瞬間に、シュミは猛スピードで、一番近いリザードマンに近づき、体重を乗せてナックルで殴る。


『ドカ』っと鈍い音がすると同時に、リザードマンの顔が陥没し絶命する。

それに、2体が気づきシュミに襲い掛かろうとした1体が、火球に撃ち抜かれて死んでしまう。


「そこまで、強くないな~」

っとシュミは、もう1体のわき腹に潜り込み、そっとわき腹に掌を当てて、発頸(はっけい)を打ち込み、内側から破壊して倒す。


「シュミ、拠点辺りに範囲魔術を使う。」


セルーヌは、そうシュミに伝えて直ぐに、詠唱を始める。

シュミも、拠点が有る方向に、走り出す。


《火の化身よ、我に大地を焼き尽くす力を!火球閃・波紋》火球が飛び着弾した瞬間に、高熱の炎が円柱状(直径10m程)に燃え広がり、炎の柱を作り出す。


セルーヌは、何発も連続で詠唱し続けている、集落を襲って同族を殺された恨みを晴らすように。


シュミは、炎を避けつつリザードマンに、襲い掛かりリザードマンは、次々に襲い掛かる魔術と拳を振る光景を見て、何が起こってるか把握出来ないまま、倒されていく。


一番奥に、一回り大きいリザードマンが居る、シュミは気を引き締めて襲い掛かる。

ストレートを叩きつけダメージは入ったが、即死するほどは無い様だ。


「ギャギャギャ、お前は何者だ?」

リザードマンの大きい奴が、息を絶え絶えに、シュミに話しかけてきた。


「?お前話せるのか?ってかお前こそ誰だよ!リザードマンじゃないのか?」

シュミは、口を開けてほっかーんとした表情を浮かべた。


「我は、リザードマンではない!ギュスターヴだ!」

リザードマンと間違えられ、気に食わなかったようだ。


(ギュスターヴ?って、あぁ~ワニのでかい奴か)

以前の世界のTV番組で、見たような気がする。


「我は名乗ったのだ、お前は何者だ?」

吐血している口を、腕で拭いながらギュスターヴは、シュミの方を見ている。


「俺は、シュミ・ティフォシ冒険者をやってい。」

《剛球火烈弾》

物凄い勢いで、シュミの横を炎の球が飛んでいって、ギュスターヴの胴体に穴をあけた。


「グググググ.....」

ギュスターヴは、体に穴が空き倒れた。

シュミの真後ろから近づいてきてるセルーヌには、気づいてなかったみたいだ。


「セルーヌ?俺今話してたのに。」


「?言葉を話したの?魔物が?」

セルーヌは、驚いて死骸を見ていた。


「あぁ、ギュスターヴという、種族だと言ってたよ。おそらくコイツがリーダーなんだろうな?一回り大きくて、喋ってたから。」

死骸をツンツンして、死んでいるのを確認し、生活魔術の風包丁を使い、上半身と下半身に分け

念のため、凍らせてポッケに入れる。


「とりあえず、おばあ様へお土産だ!」

ニコニコしているシュミ


「フフフフ。」

セルーヌも笑う。


「さて、ここは恐らく壊滅出来たな、一応見回ってエルエの町に、向かうか。」


「そうね。」

2人で辺りを警戒しながら、拠点を一回りして、エルエへ向かう。

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