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第38話 光の護符とモーモーのレシピ



マリア達は、薪を拾いに森へ入っていった。

シュミは、組み立て式の台を馬車から下ろし、台の設置はセルーヌに任せ シュミは、周りの石を拾ってコンロを作る。


「さてと、モーモーのタタキを作るかぁ~」

シュミは、包丁や調味料をポッケから次々出す。


「タタキとは?どんな料理?」

セルーヌは、聞いた事ない料理に首を傾げる。


モーモーのモモ肉をポッケから取り出し、血を濡れたタオルで綺麗に拭いて、幅8cm高さ8cm長さ20cm位に、切り分ける。コショウと塩をしっかり振り、ごま油を揉みながら塗る。【幅・高さ・長さは、適当で可】


マリア達が、薪を取ってきたので、コンロに薪を入れる


コンロに火を点け、フライパンにもしっかりと、ごま油を敷く。そして肉の表面に、しっかり焼き色が付くよう、強火で焼きながら、中まで火が入らな様に片面ずつ焼く。

(バーナーが有ったら、簡単なんだけどな~)


焼けたら、冷やさないといけない。

(冷蔵庫が無いと不便だな~箱に氷を入れて冷蔵庫の代わりを作り、冷やすか~)


生活魔術で氷を生成し、しっかりとお肉を冷やす。後は、薄く切ってお皿に盛る。


そして、こっちの世界の玉ねぎのスライスを同じ皿に盛り付ける。


とりあえず一品作れたな~。

もう一品は、以前暇な時に作ってポッケに入れていた、コッケーのモモ串を焼いた。


今日の夕食は、モーモーのタタキとコッケーのモモ串とパンにした。


結局セルーヌは、見てるだけだったが、真剣に覚えようとしていた。


そして皆で、夕食を楽しく食べて、火を囲んで話をする。


「ちょっと聞きたいのだが、シュミのあの光は、何だったのだ?」

セルーヌは、オルトロスとの戦いの時の、光が気になっているらしい。シュミは、ほぼ意識が無い状態だったので、あまり覚えてはいないが 大体の予想はついていた。


「あぁ、あれは恐らく、うちの母親がくれた、護符みたいな物だよ~餞別にもらったんだ。」

(瀕死になったら、発動とか全然聞いてないけど。)


「そうなのか、少し気になった。前にあれに似た、光を部族の伝承で聞いてたの。.....だ。」


セルーヌは、あえて男言葉を、使ってるようだ。普通に、女性言葉なら可愛いのに。


「どんな光だったの?私は、見てないから何とも言えないけど。」

マリアも、どんな光か、気になっているみたいだ。オルトロスと戦って生還出来る程の護符に、興味があるみたいだ。


「私が見た光は、赤・青・黄・白・黒の5色に見えた。」

セルーヌは、マリアに説明している。


「う~ん。5色ですか~?身体防御の護符でも1色なのですが、5色は聞いた事ないですね~後は、存在すればの話ですが、神獣護符というのが有りますが、神話レベルの護符ですね。」

真剣に、悩んでいる顔をしているマリア


「王都行った時に、本人にどんな護符か、聞いてみると良いよ。マリアさん」

(王都に着けば、身元もバレるだろうから、同じ白魔術の使いのマリアに、かーさんも教えてくれるだろう。)


「え?お母様に、私を紹介してくださいますの?ウフフ」

マリアは、セルーヌの方向いて、シュミに意味ありげな感じで言う。


セルーヌは、少しふくれっ面をした。


「え?あ!同じ白魔術使いとしてだけどね。俺のパーティーメンバーなんだから、皆も紹介しないとだな~」

セルーヌは、頷いている。ソーシャとマリアは、セルーヌを見て笑っていた。


セルーヌは、何故シュミに惚れてしまったのか、自分でも分かっていない。

確かに死んでしまう覚悟で、助けてもらったから、っというのもあるが。.....本能的な物もあるのかもしれない。


シュミに、猫人族の血が混ざってると知ってれば、少しは納得したかも知れないが、この時は人族だと思っている。


それにセルーヌは、今まで恋をした事もないので、どういう態度で接して良いかも分からない。


色んな話をして、夜が更ける。


見張りはシュミが、4時間し3時間は、女性達が3人交代で、する事になり、眠りにつく。


順調に旅路は進み、マアシーの町に着いた。


女性たちが服などを買っている間に、一度屋敷に顔を出した。

執事が出てきて、リンクスも王都へ呼ばれたらしい。王国のギルドに、所属するゴールドランク以上は、全員冒険者ギルド本部に、招集されたみたいだ。


おばあ様からも、シュミに王都で、王国軍・伯爵(おばあ様)配下の軍に参加する様に、伝言が来ていた。


執事達も、出兵に伴い王都へ、向かうとの事だった。王都の屋敷は、大人数の幹部や氏族が集まる為、使用人の人数が足らない為、今日準備ができ次第、王都へ向かうらしい。


っという事は、今晩の宿泊は、シュミの家か宿屋になった。


皆が買い物が終わり、シュミは事情話 宿屋を取るかシュミの家に行くか聞いた。

3人一致で、シュミの家となり シュミの家へと馬車を走らせた。


今夜は、屋台のおかず・つまみ・お酒を買って、ゆっくり体を休めた。

ソーシャは、お酒が強く。マリアは普通。セルーヌはお酒は弱い感じで、ワイワイ言って飲んでいた。


シュミは、途中で席を外し ハボック爺さんの店で眠った。ハボック爺さんの店は、店として一度も使われず、ほとんどシュミの錬金等の部屋と化していた。


夜が明け、王都へ出発しようと馬車に乗り込んでいると、出兵が有ると噂を聞いた商人が、荷馬車数台に、食物等を詰め込み王都で儲けようと 向かう姿があった。

商人に荷馬車の護衛に、冒険者達は雇われ、朝から冒険者通りは賑わっている。


「では、出発しますね。」っとソーシャが手綱を握り王都へと向かう。



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