第37話 猫人族の2つの部族
4人で、馬車に乗り町を出る。マアシーの経由する道が一番近い
着の身着のままの為、マアシーの町で服などを、買う為にどうしても寄らないといけなくなった。
「ティフォシさんは、マアシーの出身ですよね?」
マリアが、尋ねてきた。
「そうだよ、あとティフォシじゃなくて、シュミで良いから。」
苗字で呼ばれるのに、シュミは、慣れて無いので何だか変な感じがする。
「詳しく言うと、ルルテポ村の出身なんだけど、ギルド登録がマアシーの町だよ」
っと一応言い直した。
「そうなのですね。ではマアシーの町では、シュミの家で宿泊し お金を節約しましょう。」
マリアは、意外と節約家なのか?分からないが、自分のお金の入った袋の中を覗いている
「いや、王命なんだから領主の館にでも泊まれば良いんじゃないか?ねぇ?ソーシャさん?」
(そんなに大きくない自分の家に、女性3人も泊まるとか・・・)
「う~ん。そうですね。領主のウォックス様は、寛大な方だとの噂が有ります、猫人族ですしセルーヌは知っているのでは?」
セルーヌの方を向いて(どう?)って感じで聞いている
「まぁ知らない訳では、ない。ただ・・・・私の【ジ・族】とウォックス様の【スン・族】は、昔からライバル関係なのだ。ジ・族は黒魔術でスン・族は白魔術を得意としてるからな。
だがウォックス様は、両族をまとめたいと思い、今はスンの名前を使ってないらしいが。ジ・族のじじぃ共が微妙な感じなのだ。」
セルーヌは、部族の話を少し悲しい顔で話している。
(へぇ~おばあ様ってスン・族なんだ~ 確かにスンって使ってないな~。セルーヌは、部族が違ってもおばあ様に賛成みたいだなぁ)
シュミは、二つの部族間の話を聞いてみたくなった。・・が 悲しそうな顔をしているセルーヌには、聞きづらい。
「一応領主の館に、三人で言って聞いてみると良いかもね」
シュミはリンクスに、町に入った時点で伝言を使わせる事にする。
「どうしてだ?シュミは、領主の館には泊まらないのか?・・・もしかして猫人族が嫌いなのか?」
少し不安そうな顔をして、シュミに言うセルーヌ
「あ。いや 猫人族は 大好きだよ。特にセルーヌは~ ただ小さいけど俺の家も有るし、わざわざ領主の屋敷に泊まる事ないかなって」
セルーヌをからかうと面白そうなので、わざわざセルーヌの名前を出して言ってみる。
「ちょっと聞きました?セルーヌ?愛の告白ですよw」
マリアもふざけて、話に乗っている
「ちょ・ちょっと何を言ってるか・・わからない!」
赤面したセルーヌは、アタフタしている。
ソーシャは、やれやれって感じで3人の会話を聞いている。
「そろそろ、野宿の準備をしないといけませね。この辺りで今夜は泊まります。」
平らな場所を探しながら、3人に伝える。
「では、俺が料理をしますので 薪などを拾ってきてください。テントは使わず、この馬車なら女性は3人は寝れるでしょう。」
シュミは、何の料理を振舞おうかと思考している
「え?シュミが料理を作るのか?・・・私もそれなりに作れるが・・・」
セルーヌが、手伝いを申し出ている。健気だ
「じゃぁ、手伝いを頼む マリアさんやソーシャさんは、薪拾いをお願いします。」
マリアがチラリっとこちらを見た。
「そうですわね。お邪魔でしょうから~」
セルーヌは、それを聞いて赤面する。マリアは、クスクスと笑っている。
馬車が止まり、小川の近くで野宿する事に決めた。
(折角だから、モーモーのお肉で何か作るか?)
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次回は、モーモー料理の簡単レシピを載せます。これって需要あるのかな?w




