第29話 モーゥのステーキ食べたいなぁ~
シュミは、宿屋を探しに商店街の外れを通りかかると、美味しい料理の宿と看板に書かれた宿を見つけた。
「美味しい料理か~イイね~ここにい決めようっと。」
荷馬車から下りた所に、男の子が来た。
「いらっしゃませ!お食事ですか?お泊まりですか?」
丁寧に頭を下げ、ニコニコしている感じの良い男の子だ
「宿泊で、お願いします。馬車は、何処に置けば良いかな?」
対応良いので、シュミもニコニコして返事を返す。
「あ、厩舎まで 僕が入れますので、そのまま宿にお入りください。」
シュミにお辞儀をして、シュミの荷馬車に乗り宿屋の裏にある厩舎の方に行った。
「良い少年だ〜これだけ対応が良いと、この宿は当たりかもしれないなぁ?」
シュミは、まず店の対応が良くないと、味が良くても許せない性格なので、今の対応はハナマルだ。
「いらっしゃませ〜!本日は ご宿泊でしょうか?お食事でしょうか?」
若い女性のホール担当っぽい子が声をかけてきた。
「宿泊で、お願いします。3日~5日予定で」
シュミは、キョロキョロと店内を見渡した。
(お客さんが多いなぁ〜それだけ、美味しいという事か?)
店内は、料理とお酒で ワイワイ・ガヤガヤと賑わっている。
「どうぞ、こちらにお越しください。すみませんが、こちらで 受付お願いします。」
シュミは、案内された受付の方に歩み進む。
「いらっしゃませ〜!ご宿泊ですね?何泊ご利用でしょうか?」
女将らしき人が、対応してくれた。受付と会計係みたいだ。
「えーっと、とりあえず3日~5日位で。その都度変更等を伝えて良いですか?」
少し申し訳なさそうな感じで、頭をかきながら受付をする。
「はい、ではとりあえず 最低日数の3日分で、銀貨4枚と大銅貨5枚です。お食事は、朝食は付いてますので、夕食は別となっています。」
シュミは、支払いを済ませ案内され2階の部屋へ行く。
部屋に入り、少し驚く。綺麗なベッドと綺麗なベッドシーツ、綺麗な部屋だった。
まぁ金額もそれなりだったからな〜っと思いながら部屋を出て、1階のダイニングに降りた。
空いてる席を見つけ座る。冒険者や商人が多いようだ。シュミはシルバーランクリストを取り出し、とりあえずのパティーメンバーを選ばなければならない。
「ご注文は、決まりましたか?」
ホール係の女性が、声をかけてきた。
「あぁ~っとモーゥのステーキが有ったら、ステーキと後はお任せで」
注文しリストを眺める。
①マリア・ショーサス 人族 白魔術師上級 25歳 独身 女性
元国王兵出身・個人の都合により退役。
②マーカス・ユタ・クォーク エルフ族 弓術士 270歳 独身 男性
冒険者は、副業としている。
③セルーヌ・ジ・オリオン 猫人族 黒魔術師上級 24歳 独身 女性
王国魔術大学卒業・魔術専門学校の臨時職員
(さてと、誰にしようか悩むな~……)
シュミが悩んでいるところに、ジュジューっと音を立てながら、モーゥのステーキが運ばれてきた。
(良い匂いだ……)ゴクリっと唾をのむ
ステーキの隣には、ルルテポのマッシュポテトみたいなのと、小さなカゴにはパン・小さいボウルにサラダ・スープが並べられた。
ステーキは、リブロースの部位が使われソースは、トマトソースっぽい匂いがする。
「いただきます!」
シュミの目は、キラキラさせて勢いよくガッツク。




