第10話 この世界の爺さんは、癖がつえーんじゃ!
ほっほっほっとハボックは、シュミに案内されテーブルの椅子に座る、シュミはお茶を入れ対面に座った。
「リンクスの息子のシュミです。今日は来て頂きありがとうございます。」
改めて挨拶をした。
「ほっほっほっ、留守の時に店を訪ねてきてくれたそうじゃな?どんな物が入り用かの?」
あいも変わらず髭を触ってニコニコしている。
「実は、ナックルといって無手で戦う格闘術の武器に付ける刃物みたいな物が欲しいのです。」
シュミは、なるべく分かりやすい様に、事細かく丁寧に自分が欲しい物を説明した。
「ほう〜無手とな………何処かの種族で無手で戦う戦士の話を聞いた様な無いような………」
神妙な面持ちをしながら髭を触り黙り込む
(お!居るのか?格闘術を確立した部族が!その部族に是非格闘術を教えてもらいたい。)
ワクワクしながらハボックが思い出すのを期待しているシュミ
「覚えておらんの〜ほっほっほっ」
ニカッ!っと笑ってあっさり言う
「おぼえてないんかい!」
っと普通にツッコミを声に出してしまったシュミ
「ほっほっほっ元気がなによりじゃ!」
ニコニコしてお茶をすすり、古そうな本を広げはじめた。
「さっきの話じゃが、魔物の鱗を使って作るのは良いのじゃが、1枚の大きな鱗を使うんじゃなくての、少し小さい鱗を幾重にも使った方が、シュパーっと切れるんじゃなかろうか?」
小さい鱗といっても、刃渡りでいうと3cm~5cmは有りそれを数枚重ねたり拳の幅にランダムに付けるという案だった。
さすが、年の功一瞬でアイデアが思いつく。
「おお!良いですねそれ!切り傷が何ヶ所も出来るって相手にとっては、凄い嫌でしょうね〜」
(凄いな〜この爺さん!ただのボケ爺さんじゃなかったんだw凄いぞ!ハボックさん!)
シュミの中では、好感度が急上昇中のハボック。
「っでじゃ、この武器のワシの著作の権利は、5割で良いかのう?」
シュミの顔を見ながら少し首を傾げて見せる ハボックが居る
(爺のクセして、てへぺろっしてんじゃねぇ〜!)
シュミの中で、ハボック好感度が急降下中!!
(まぁこの爺さんが居ないと、実際思い描く武器が作れないからしょうがないか!)
「はい、それで良いですが条件が有ります!」
シュミはハボックに、武器の開発の相談もだが、もう1つの頼みたい事があった。
「ほう?なんじゃ?」
シュミは、テーブルの椅子から、勢い良く立ち上がり。
「僕に、ハボックさんが持っている生産職のスキルや知識を教えて下さい。その代わり、武器の著作の権利を2割を譲ります。」
先程5割で良いと言っておきながら、5割を跳ね除け2割に修正する意外とお金にこだわるシュミでした。
「ほっほっほっ。しょうがないの〜暇な時にでも店の方に来なさい。先程の武器の件もじゃが、色々試作をしながらスキルを教えてやるわい。」
ハボックは、今日1番の笑顔を見せながら、お茶をすすり終え席を立ち、シュミが独自で作ったナックルやトンファー…木人等の訓練道具を見ては、シュミに質問や効果を聞き頷きながら、ハボックは帰路に着いた。
シュミにとっては、この世界に来て初めて充実した日だった。
ハボックは、シュミの考えを真剣に聞き賛同しアドバイスをくれる 唯一の理解者になった。
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シュミの修練方法等を詳しく描けていませんが、時間がある時?若しくは、シュミが大人になった時?に詳しく書こうと思っています。
本文ではなく、恐らくこのあとがきに書くと思います。
登場人物の紹介も次の回のあとがきに書こうと思っています。
これからもよろしくお願いいたします。




