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東方八霊付 小説本編3
カンヂという霊が出てきます。
冷静(霊性)な霊です。
物事を正しく見る事が出来るので、宗教には持ってこいの霊です。ただし、この小説にしか出てきません。
3.カンヂ 歌納
アブミは先に霊門をくぐり、後からクロクがくぐりました。
アブミは大胆なので、クロクはむしろ、小心者なのです。
その後に、ようやく、界門をくぐりました。
ここは霊だけの世界、障害物がないのです。
人間界なのですが、霊だけの世界に成っていました。
前にいた妖怪や人間がきれいさっぱりいなくなっています。
アブミとクロクはすぐ、探して、さっそく霊を見つけました。名前をカンヂと言います。
男っぽい名前かもしれませんが、女です。
後ろ姿がはっきりと見えます。
「遊びましょ、霊さん。」
カンヂは振り向いて、手を振りました。
それだけで無言なのですが、友好的な事が良く分かります。
色は金、男っぽさはなく、表情豊かで、むしろ、無言なのが、不思議な霊でした。
服は派手さはない和服でした。
この世界はアブミとクロクとカンヂの為だけのものなのです。




