日常1
「梶本・・。お前は東村さんの隣に居るべき人ではない。俺が・・・。俺が・・・・。」
俺は登校時の背後の気配に気付けなかった。
キーンコーンカーンコーン
「皆さんお久しぶりですね!今日から3学期が始まります。元気よく楽しく学校生活を楽しみましょう!」
担任の先生の長い挨拶が終わり休み時間
うちの学校は学期の始まりはHRだけで終わることが多い。
「ねね、涼太君!帰りにどこか寄って行かない?」
「うん!いいよ。」
「僕たちは誘ってくれないんだ・・・・・。」
「私達友達と思っていたのに・・・。」
「お前らうるさい!来たいなら来ればいいじゃん。いつもそうなんだから」
「健君と奈緒ちゃんも一緒行こっ!」
「「奈緒~!」」
うん。俺は?
まぁ、いいかーーー
2限目のHRも長い話を聞いて終わり。
長い話聞くとなぜか腰と肩が凝る。。
「また、ほおづえしながら聞いてたでしょ!」
「おかげ様で腰と肩が終了のお知らせだよ」
「もー!早く行こ!」
「涼太!来るの遅いぞ!腹減った早く行こ!」
ピコン
この音ってもしかして
携帯を開くと
【後悔清算公式委員会】
『過去の生活はどうですか?』
『良い感じだ』
『それは良かったです。そんなあなたにアドバイスです。その週の日曜日あなたはデパートに東村香菜と共に行きます。そこに友利颯が接触してきます。』
俺はそのメッセージを見た瞬間思い出した。
確かに友利はここで香菜に接触してくる。
どう阻止すればいいんだ。。
確か、接触してくるのはデパートの帰り道だったはず。
ここからあいつのストーキングが激しくなる。
なんとしても避けたい。
「涼太君!涼太君!」
「ど、どうした?」
「どうしたんだよ涼太。そんなに汗かいて体調優れんのか?」
「いや、大丈夫だ・・・。」
「ねぇ、本当に大丈夫なの?」
「ありがとう香菜。大丈夫だよ」
「健ここめっちゃアツいよね。。冷房入れて冷ましてもらう?」
「そうだな奈緒。くそアツいな。ちょっと距離置こうか。」
「うるせぇ」
とにかく今は考えるのは止めよう。
3人に迷惑かけてしまう。
「俺ら来年3年だよなー。また、同じクラスになれればいいな!」
「健と離れるなんて奈緒生きていけない。」
「・・・・奈緒」
「なー香菜。ここめっちゃアツくない?今って冬だよな?」
「涼太君。ここすごくアツいです。ほんと真夏ですね。冷房ガンガンにしてもらお!」
「おい!お2人さん!それは俺と奈緒のやつ!勝手に取るな!」
しっかりと2組の惚気を周りに撒き散らして俺たちは変えることになった。
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