タイムリープ1日目 後半
その後俺たちはいっぱい出店を回った。
凄く満足したのか香菜のテンションがかなり高い。。
「香菜~。前見てないと危ないから前見て歩きなさいや」
「そうやって子供扱いするんだから!べーーだ!」
そう言うと香菜は前に向いた瞬間
「痛っ!!」
「大丈夫か!?だから前向いて歩けって言ったでしょ?」
前を向いた瞬間バランスを崩しこけてしまった。
「その足じゃ歩けないだろ?ほら」
俺は香菜に背中を向けた。
「重たいなんて言ったら涼太君でも分かってるよね?」
「はいはーい。軽い軽い」
「バカバカバカバカバカ!」
「危ないから暴れるなーー!」
今日は綺麗な満月の夜。
静かな夜道を2人で歩く。
すこし沈黙が続いたその時に
「涼太君は何をお願いしてたの?」
「さっきの言ったけど秘密だ。」
「もーー!ケチ!」
「そういう香菜は長ーいお願いしてたみたいだけど」
「恥ずかしいから内緒!」
直接顔は見えてないけどおそらく赤面顔なんだろう。
恥ずかしいってのは俺も同意だな。
俺の願いってのは
【香菜とこのままずっと一緒に居たい。香菜の事が大好きだ】
-------------香菜---------------------------------------
涼太君ったらなんにも教えてくれなんだもん。。
「香菜~。前見てないと危ないから前見て歩きなさいや」
また、私の事子ども扱いして。。
「べーーだ!」
次の瞬間天地が逆になっていた。
あれ?
「大丈夫か!?だから前向いて歩けって言ったでしょ?」
あ、私転んだんだ。
だっさ。情けないな~。そう思うと涙が零れ落ち俯いてて涼太君には見えてない
顔を上げて涼太君の方を見てみると
背中の向けてしゃがんでくれている。
「その足じゃ歩けないだろ?ほら」
「重たいなんて言ったら涼太君でも分かってるよね?」
大きくて暖かいそして涼太君の落ち着く匂い。
ねぇ、涼太君。私が何お願いしたか教えてあげよっか。
【涼太君とこのままずっと一緒に居たい。涼太君の事が大好きです】
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