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ひと夏の思い出  作者: かじかじ
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12年前へ

『あなたは過去に戻るとしたら戻りたいですか?やり直したい事はありますか?』


携帯を開くとこのようなメッセージが1通届いていた

新手の迷惑メールのようなものだと思い返信すらせず携帯の画面を閉じる


「なんだよ人の気持ち弄ぶなよ」


俺は再度仕事に戻る。

だが、そのメッセージが頭から離れない。


もし、やり直せるなら香菜を助けられる。

もし、香菜を助けられたら今の現状は変わるのか。

もし、香菜にもう一度会えたら・・・


「なに考えてるんだよ俺は・・・。」


香菜はもう居ない

それは12年前から変わらない。


ーーピコン


またメッセージが届いた

『後悔清算公式委員会』


またこいつかよ!

なんなんだよ・・・。


『あなたは東村香菜を助けたいですか?』


「な、なんだって・・・」


なぜ、こいつが香菜の事を知ってるんだ。

頭の中が真っ白に少しの間思考停止してしまった。


「香菜を助けられる・・」


俺は迷う事無く返信した。


『本当に香菜を助けられるんだな』

『そこはあなたの頑張り次第ですがチャンスはあります。あなたが頑張れば東村香菜は助かります』

『俺は香菜を助けたい』

『聞き届けました』


そのメッセージから3分後

後悔清算公式委員会から再度メッセージが届きURLが添付されていた。


『このURLをタップすると12年前の2009年1月1日にタイムリープします。東村香菜が死んだ日12月24日に東村香菜が救われるとそのまま人生を過ごせます。ただ、失敗すると強制的に12年後まで戻ることになります。心の準備が整い次第タップしてください。』


猶予は約11か月

その中で俺はやれることだけを実行する。


おれはURLをタップする。

すると、まるで携帯の中に吸い込まれるように

ただ、なぜか心地よい。


「涼太君!涼太君!」


誰かに呼ばれている。

目を開けるとそこには香菜の姿があった。

宜しければコメント・評価・ブクマお待ちしております。

また、ご意見等もよろしくお願いいたします。

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