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鬼神王覚醒  作者: 森豆太郎
8/109

第8話 ◇仲間探し(4)◇ 02/02

10話まで、1時間間隔で連続投稿中です。

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◇仲間探し(4)◇ 02/02


風鬼神(ふうきしん) () 那都彦(ナツヒコ)の場合◇ 02/02


 迦具津さん、大姫さんと手を繋いで【異能:鬼動】で移動してきた。

 (またまた、やましい気持ちはありませんよ)


 目の前に結界があったので


 「ここが、龍田神域の鎮守の森ですか?」


 と大姫さんに聞くと


 「その通り。よくお分かりになりましたね。この先に風鬼神(ふうきしん)のシさんが居るはずですから行ってみましょう。」


 と大姫さん。


 結界を通り過ぎると、銀髪小鬼、銀髪の獄卒に銀髪の鬼衆に囲まれた。


 迦具津さんが近くの鬼衆に


 「シさんを呼んできて。」


 と気軽に声をかけると、その鬼衆がドカドカドカと駆け出して行った。


 しばらくして20代前半でソフトモヒカンにした175cm位の若者が現れて


 「大姫さん。

  こんにちわ、ごきげんよう。

  今日は・・・・

  この人誰ですか?」


 と聞いてきたので、大姫さんが


 「半月ほど前から鬼神王になった早矢刺さんです。」


 「えっ?

  この人が鬼神王なんですか?」


 ここで、自分から挨拶することにして


 「初めまして。

  早矢刺 潤と申します。

  よろしくお願いします。

  半月ほど前に鬼神王として覚醒しまして、気が付いたら富士山の結界がやばい状況で、大災厄待ったなしだと分かって、慌ててたら8人の鬼神とその仲間たちが居るという事を思い出したんで、今、鬼神を探していて、大姫さんや神楽耶さんに会って、協力してもらえることになったんで、知り合いを聞いたら、こちらに風鬼神さんが居ると聞いたので、お邪魔している次第です。」


 と説明すると


 「そうなんですね。

  最悪のタイミングで覚醒したもんですね。

  ご苦労様です。

  で、どんなご用事でこちらへいらしたんですか?」


 「とりあえず、大災厄は防げないんで、魑魅魍魎が入れないよう地下に避難所を作って地上の環境と人間を避難させようと思っているので、避難所の管理を任せられる人を探しています。

  最終的には、避難所を起点に地上に溢れた魑魅魍魎を殲滅して、地球上から排除するつもりなんで、戦える配下を増やしたい。

  これから作る避難所には、霊石が必要になるので、量産したい。

  ついては、各地に居る鬼神に協力してもらって対処していきたい。」


 と説明したところ


 「それで、他の鬼神はどんな感じなんですか?」


 「雷鬼神、樹鬼神、月鬼神、日鬼神、炎鬼神までは、協力すると確約を貰っているので、この後、シさん他2人に会って協力を要請するところ」


 だと、現状を話した。


 「まあ、大災厄を放置することもできないんで、私も参加することにしますよ。

  私が風、嵐の属性を司る風鬼神の() 那都彦(ナツヒコ)で、そこらにいる鬼衆が銀鬼衆(ぎんきしゅう)です。

  獄卒と小鬼は大丈夫ですよね。

  大災厄前に覚醒するなんてご苦労なこって。

  分かりました。

  うちの連中も潤さんに協力させますから、じゃんじゃん扱き使ってくださいよ。」


 と涙が出そうになるほどうれしい返事があり異能:思考分析が、堅実で人情味はあり協調性もあるが寡黙で頑固な人だと教えてくれた。

 渡りに船とお願いすることにした。


 「先ほども話したようにこれから霊石が大量に必要になると思うんで、志さんには[風石]を出来る限りたくさん作って欲しい。

  それから避難所は、これから作るんだけど、完成したら志さんたちに1か所任せたいと思っている。

  そして、最終的には、避難所を起点に地上に溢れた魑魅魍魎を殲滅して、地球上から排除するつもりなんで、戦える配下を増やして欲しい。」

 と説明して了解がもらえたので、話は終わったのだが、横で話をおとなしく聞いていたカグっちゃんがもじもじしているのが分かったので、助け船を出すことにした。


 「そう言えば、ここって迦具津さんの拠点と近いんですよね。」


 と話を振ってやるとカグっちゃんが、


 「そうそう、とっても近いんですよ。

  ね。」


 と志さんに同意を求めた。


 「確かに近いよね。」


 と志さんが同意すしたので、

 

 「お二方には、拠点も近いので、色々と連絡を取ってもらってって、お二人は連絡先知ってるんですか?」


 志さん


 「知らなかったよね。」


 「そうそう、知らなかったよね。」


 とカグっちゃん


 「だったら、連絡先交換しませんか?

  私も皆さんに連絡することがあるだろうし、大姫さんとも連絡取りたいので、

  どうせだったら、皆で連絡先交換しましょうよ。」


 と言った瞬間のカグっちゃんの笑顔は、しばらく忘れられないだろう。

 そのままそれぞれのスマホを持ち寄って連絡先の交換をした。

 カグっちゃんは、那都彦さんの電話番号を記憶したスマホを胸元で大事そうにしていたのが、微笑ましかった。


 「それじゃ、無事に顔つなぎも出来たみたいなんで、私は次の仲間を探しに行きたいんだけど、他の鬼神の情報とかわかりませんか?」


 とカグっちゃんと那都彦さんに聞いてみた。


 「水鬼神なら知ってるよ。」

 「地鬼神なら知り合いですよ。」


 と、残りの二人の鬼神情報をゲットできたことだし、大姫さんには本当に感謝しかない。


 「大姫さん。

  本当に助かりました。

  今後ともよろしくお願いします。」


 と言うと


 「大したことはしてないけどお役に立ててよかったわ。

  (耳元でカグっちゃんの事、ありがとうね。)」


 とお礼までされてしまったが、大姫さんとは、ここでお別れだ。


 「今日は本当にありがとうございました。

  次にお会いするのは、避難所が出来てからになると思いますが、

  それまでに準備の方をよろしくお願いします。

  お疲れさまでした。

  さようなら。」


 「お疲れ様。

  避難所楽しみにしてますからね。

  それじゃ、お先に失礼します。」


 と【瞬間移動】で帰っていった。

 が、この後が問題だ。


 順番的に那都彦さんの方を先にすると、那都彦さんの案内がそこで終わっちゃうんで、少しでも二人を長く居させるには、カグっちゃんの知り合いを先に案内してもらうように話を持っていくしかないと思った。


 「那都彦さん、この後って何か予定とか入ってたりしますか」


 「特に用とかは、入ってないですよ。」


 「じゃあ、先に迦具津さんの方を先にしても良いですか?」


 「大丈夫です。」


 「それでは、先に迦具津さんの知り合いである水鬼神さんの拠点へ移動しましょう。

  迦具津さんお願いします。

  私が迦具津さんの右手と手をつなぐので、那都彦さんは、迦具津さんの左手と手を繋いでもらって良いですか。」


 カグっちゃんの顔が少し赤くなったように気がするが、無事に3人手を繋いで移動することが出来た。



次話 ◇仲間探し(5)◇ 02/02

 

風石(ふうせき):風鬼神の異能:霊石作成で風、嵐の属性を持った霊石。風を生み出し変形させたり操作すことができる。風を周囲に送ることで、真っ暗であっても周囲の状況を把握することができる。天石と一緒に使う事で対象範囲を拡大できる。

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