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鬼神王覚醒  作者: 森豆太郎
5/109

第5話 ◇仲間探し(1)◇ 02/01~

10話まで、1時間間隔で連続投稿中です。

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 鬼神一族は、

 鬼神王=オーガキング

 鬼神 =オーガロード

 鬼衆 =オーガ

 獄卒 =ホブゴブリン

 小鬼 =ゴブリン    となっています。

◇仲間探し(1)◇ 02/01~


 送別会から一夜明けて2月となり本格的に活動するわけだが、まずは、何をするにも人手が必要なので、鬼神王の記憶になった鬼神一族を探すことにした。


 何せ、自分も覚醒したばかりなので、どこに一族の誰が居るのかもわからないので、日本各地に散らばっている八鬼神(はちきしん)を、探すことから始めた。



雷鬼神(らいきしん) (タケ) (ミカ)の場合◇ 02/01


 とりあえず自宅から【属性支配】で探ってみたら茨城県方面に一人、鬼神の気配を感じたので、行ったことのある波崎の舎利浜まで【瞬間移動】して、気配を探りながら移動していたら鹿嶋の神域に行きついた。


 神域内を鯰石まで進むと、その奥から鬼神の気配を感じたので、よく見ると結界が木々に見えるよう偽装されてあったので、無視して結界を抜けると、身長は120cm程度で黄髪、そして大きなギョロ眼に大きな犬歯そして、尖った耳の小鬼が、わらわらと現れて騒ぎ始めた。


 すると、今度は、身長が少し大きく150cm程度で、同じく黄髪の獄卒に混じって身長が、2mと巨大で筋骨隆々、そして太い腕で、頭に二本の黒い角を持ち、黄色の細かくちぢれた髪のオーガ鬼衆(おにしゅう)に囲まれて、身動きが取れなくなった。


 記憶から小鬼や獄卒、鬼衆の姿かたちは、理解していたが実際に囲まれると、かなりの威圧感があるが、怖くはなかった。


 しばらくすると小柄で155cm位の高校生に見えるスレンダーな感じでショートカットが似合っている女の子が、囲みを割って現れた。


 「この子が鬼神だ。」


 と感じたので、女の子に向かって


 「初めまして、お邪魔してます。

  早矢刺 潤と申します。」


 と挨拶したら


 その()から


 「どうしたんですか?

  【隔離結界(かくりけっかい)】張ってるから、いきなり人がここに来ることは無いはずなんですけど~???

  どちら様ですか?」


 と聞き返されたので、これ幸いと話し始めた。


 「どうやら、私、半月ほど前まで普通に人間社会で生活していたんですけれど、どういう訳か鬼神王(オーガキング)として覚醒いたしまして、思い出した記憶を頼りに現在の状況を確認したら、富士山の結界がやばい状況で、魑魅魍魎が地上に出てくる大災厄が、いつ起こってもおかしくない、結構やばい状況だと分かって慌ててて、そしたら自分には、8人の鬼神とその仲間たちが居るという事を思い出したんです。

  そして、探し始めたら最初に貴女に出会えました。」


 と俺の話しを聞いてくれて


 「それは、大変なこって。

  まあ、立ち話もなんなんで、とりあえず私の家に行きましょっかぁ。」


 と家に招待されました。


 いきなり見ず知らずの人間が、表れたので、警戒されてしまったが、話してみると意外にすんなり受け入れてもらえたようなので、一安心して家にお呼ばれされることにした。


 「ここに居るのは、雷、電気の属性を司るオーガロード雷鬼神(らいきしん)の私、(タケ) (ミカ)と配下の鬼衆は、黄鬼衆(おうきしゅう)です。

  あとは、獄卒と小鬼が居るだけですね。」


 (みか)さんと話してみると、話し方はぶっきらぼうだが、おっとりしていて明るく元気で協調性があるが、芯がしっかりしている性格だと分かった。


 甕さんから


 「貴男が、鬼神王だと理解はしたけど、これからどうすんの?」


 と問いがあり、俺から


 「とりあえず、大災厄は防げないんで、魑魅魍魎が入れないよう地下に避難所を作って地上の環境と人間を避難させようと思っている。」


 とこれからについて説明した。


 「そうなんだぁ。

  一応ここも隔離結界を張ってはいるけど、大災厄になったら、奴らに侵入されると思うから潤さんに協力するよぉ。」


 と協力を取り付けられたので、良かった。


 「ついては、二つほどお願いがあって、一つ目が、これから鬼神が造る霊石が大量に必要になると思うんで、[雷石]を出来る限りたくさん作って貰えるかな。」


 とお願いすると


 「わかったぁ。

  作っとくよ。

  あとは何かある?」


 と意外なほどあっさりと了解が得られたので、二つ目を説明した。


 「避難所は、これから作らないとなんだけど、完成したら甕さんたちに1か所任せたいと思っている。

  そして、最終的には、避難所を起点に地上に溢れた魑魅魍魎を殲滅して、地球上から排除するつもりなんで、戦える配下を増やして欲しいんだ。」


 と残りの説明をした。


 甕さんから


 「鬼衆も減らしてたから、増やすようにするよ。

  そうすれば鬼衆で獄卒と小鬼は、増やせるからね。

  でもさあ、私避難所とか、任されるのは良いんだけど、あまり寒いとことか、暑いとこは、嫌なんだよね。」


 とこちらも条件付きだが、協力してくれることになった。


 甕さんに


 「今は、始めたばかりで、鬼神も全員と会えてないから、どこの避難所をお願いするとか決められないから、とりあえずは、甕さんが希望するような避難所をお願いするつもりなんで、今のところは、この二つをお願い。

  あと、何かあったら連絡するんで携帯の番号教えてくれる。」


 と連絡先を交換して次の鬼神を探すことにしたけど、他に当てがないとこに気が付いたので、甕さんに聞いてみることにした。


 「そういえば、甕さん、他の鬼神さんの居場所を知ってたりしませんか?」


 と問いかけると


 「そうだねえ、東日本しかわからないけど、確か北海道の大雪山あたりと、山形の月山あたりに居るって聞いてる。

  あとは、伊勢の神域に日鬼神の天翔(てんしょう)さんが居るはずだから、その人に聞けばわかると思うよ。」


 と3人も居場所を教えてくれました。 


 「助かった。早速、大雪山に行ってみるよ。」


 と言って大雪山へ向かおうとしたら


 「潤さん。

  【念話】【心話】【思念伝達】とかの異能って使えます?」


 と聞かれたので、


 「【念話】【心話】【思念伝達】があるという事は理解していたが、使い方も良くわからない。」


 と返すと呆れたように


 「やっぱりね、そうだと思った。」


 鬼神王になったばかりなのに、そんなの知るかよ!!と思ったのであった。


 改めて甕さんから


 「基本的に獄卒と小鬼は会話が苦手なんで、もっぱら意思疎通は、言葉じゃなくて異能を使うんだよね。

  これから行くところでも結界を抜けると小鬼たちが騒ぐと思うけど、異能が使えないうちは、目線を合わせてゆっくりと話せば、意思疎通できるからやってみて。」


 と貴重な情報を貰って、大雪山へ向かうことになった。



次話 ◇仲間探し(2)◇ 02/01~


八鬼衆(はちきしゅう):オーガロード、身長は2m程度。筋骨隆々で太い腕。頭に二本の角。肌と細かくちぢれた属性色[緑,黒,黄,白,銀,紫,青,赤]の髪。ギョロ眼と大き目な犬歯。

獄卒(ホブゴブリン):八鬼衆が生み出す眷属で、黄鬼配下の黄獄卒,黒鬼配下の黒獄卒,紫鬼配下の紫獄卒,青鬼配下の青獄卒,赤鬼配下の赤獄卒,白鬼配下の白獄卒,銀鬼配下の銀獄卒,緑鬼配下の緑獄卒が、それぞれ100人

特徴:身体が150cm程度まで大きくなり身体能力が高い。大きくなった分ギョロ眼、大きな犬歯、とがった耳が目立たなくなっている。ゴブリンの上位種。ゴブリンより知能が高く、高い統率力と連携を持つ。異能:結界と封印を持っている。

小鬼(ゴブリン):八鬼衆が生み出す眷属で、黄獄卒配下の黄小鬼,黒獄卒配下の黒小鬼,紫獄卒配下の紫小鬼,青獄卒配下の青小鬼,赤獄卒配下の赤小鬼,白獄卒配下の白小鬼,銀獄卒配下の銀小鬼,緑獄卒配下の緑小鬼が、それぞれ1,000人

特徴:身長は120cm程度。大きなギョロ眼。大きな犬歯。とがった耳。異能:瘴気感知と念話を持っている。

隔離結界(かくりけっかい):霊素を元に周囲と隔絶した空間を作り出す能力。瘴気を持った相手からは、感知も侵入もできない閉じられた空間。鬼神が使える能力

雷石(らいせき):雷鬼神の異能:霊石作成で雷、電気の属性を持った霊石。雷を発生させることが可能。また、バッテリーのように電気を保存することが可能で、ポータブル電源としても利用可能。雷状態で投げつけると、相手が雷撃を受けて動けなくなる。最悪、死滅する。天石と一緒に使う事で対象範囲を拡大できる。

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