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1秒読書 3秒後に違う世界 【超短編集】  作者: 響ぴあの


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壊してしまった、傷をつける

※二話連続投稿


★壊してしまった


 私はあるものを壊してしまった。申し訳ないし、どうしようもない。

 簡単になおすこともできない。非常に繊細な壊れやすいものだが、ガラスではない。

 ガラスのようなものではあるかもしれない。


 どうしよう。どうしよう。弁償しようにも値段はつけられない。

 何を壊した? 花瓶? 高価な飾り物?


 心だ。精神を壊してしまったのだ。一度壊すと簡単に修復できるものではないのだ。



★傷をつける


 傷をつけてしまった。どうやったらいいのだろうか?

 謝ったほうがいいかもしれない。お金で解決できるといいけれど。

 ちょっとした傷でも修理代って高いって言うけれど、この場合は値段なんて不明なんだ。


 心の傷には修理代の確かな金額なんてないのだから。


 そして、明確な交通事故のような解決方法はないのだ。

 もう二度と連絡取れないということもあるだろうし、どう謝っても許してもらえないかもしれない。しかも、傷の割合も見えないのだから、こちらが傷ついたとしても、何かしらの保証もないのだ。複雑な問題が心の傷なのだ。

 体の傷と違って治る期間も不明だ。個人差が非常に大きいのだ。



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