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洗脳女神
俺は選ばれた神なのだ。そして、それは間違いを正すための儀式に過ぎないから暴力ではなく、神の制裁なのだ。女神が俺を選んだのだから。
女神は突然現れては俺に色々なことを吹き込む。このままだと女神の指示により、他人にも鉄槌をくだすことになるだろう。普通ならば警察に捕まってしまうかもしれない。でも、選ばれた神である俺は捕まることはないだろうがな。
誰にも見えない女神の存在は俺にしかわからない。本当に彼女が存在しているということは証明不可能なのだ。だから、他人から見れば俺は虚言妄想癖だと思われるかもしれないな。でも、たしかに女神は俺の中にいるのだ。




