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謎解き探偵J 結婚
「あなたはどれくらい私のことが好きなの? 山で例えるのならばどんな山かしらね?」
「ミスクイーン、プロポーズしたい気持ちは山々なのだが、君の足元にある血痕の謎を解きたいと思っている。俺と一生人生の謎解きをしていかないか? そのためには婚姻する必要があると思う。魂印の印をここに押しておいた。あとは君にこの紙を託すよ」
「魂印だなんて、魂が入った印ってことね。探偵バカにはつける薬がないのね。まずはこの血痕の謎を解いたら……私もここに魂を記そうかしら」
「ミスクイーン、このヤマを片付けよう。一緒についてきてくれるか?」
「もちろんよ」
二人は手を取り合って血痕の謎を解きはじめる。
そして、ミスQのバッグには魂印ならぬ婚姻届けが入っていた。




