32/74
壁に耳あり障子に目あり、子供からの手紙
文字数が足りないため二話同時掲載しています。
★壁に耳あり障子に目あり
壁に耳あり障子に目ありということわざを知っているだろ。
それは、どこで誰が見ているか誰が聞いているのかわからないから、気を付けて生活しろってことだろ。
☆☆☆☆
まさに、今、俺はその渦中にいる。
誰かもわからないが、見ているし、聞き耳をたてているようなのだ。
しかし、こちらからは見えない。妖怪か? そうではない。
俺はどこにいると思う?
☆☆☆☆
俺は刑務所の中さ。常に見張られているというわけだ。
★子供からの手紙
子供からの手紙を読んで母親が泣いている。
感動のあまり泣いているのか?
どんな内容だろうか?
これは、生むことができなかった子供からの手紙。
罪悪感と恐怖でこの母親は泣いているのだ。




