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宗教の勧誘
俺は、宗教なんぞ大嫌いだ。失業中だが、絶対に何があっても入るもんか。
そんな時に、声をかけられた。
「私たちの宗教に入りませんか？」
「絶対にはいらんぞ」
俺は、まさか5分後に教団に足を運ぶことになり、話を聞くことになるとは思わなかった。
「仕事をしなくても多くの報酬を受けることができます。宗教を仕事にしませんか？」
「なんだよ、それ」
「宗教はあなたを救います。教祖としてスカウトしているのです」
俺は、少し考えたが、一応話を聞くことにした。無職の俺には年収1千万以上という響きはとても魅力的だった。教祖としてなら宗教は大歓迎だ。金をもらえるのだからな。
