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関係ないから  作者: 蘇芳 誉
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トントントン

「どなた?」

「お食事をお持ちしました。」

「どうぞ。」

パンにスープ、サラダと肉を焼いたもの。

ジーッと見るが、鑑定で毒入りとか出ないから大丈夫だよね?

塩味だけかー。お城だから調味料色々あるんじゃないの?部屋が最低ランクだから、食事も最低ランクって事?日本の料理が食べたい。毎回塩味だと病気になるよね。言いに行くしかないか。

「後でお風呂に入りたいから、タオルと着替えお願いしていい?」

「はい。用意します。」

食事を食べて、着替えを待つ間本を読む。

詠唱をすれば発動するが、魔法はイメージが大切。細かいイメージが出来れば詠唱しなくても発動する。

ふむふむ。

詠唱なんて恥ずかしいからね。イメージね。小さい頃アニメ見てたし、本でもよく魔法とかでてくるのを読んでたからね。イメージできるはず!

着替えが届いたので、お風呂に入ってボーッとする。

やっぱりお風呂は気持ちいいな〜。

お風呂を上がって寝るまで本を読む。

だけど、すぐ眠くなって、とりあえず誰もこの部屋に入らないでねーと結界をイメージして寝た。


朝起きて顔を洗って着替える。

朝食を持ってきたので、鑑定してから食べる。今日も塩味・・・。

今日の予定を聞くけど、自由にしていいと言う。

散歩できる場所を聞いて、教師がいつからくるのか確認してほしいと伝えた。

本も読みたいけど、魔法も使ってみたいよね。

散歩をしながら、あまり人が来ないような庭園の奥の方に行き、気配察知?感知?・・・周りには誰もいないみたいね。

よーし、ウォーターボール・・

やった!できた!

他も試してみる。イメージできるからか試してみたもの全部できちゃった。

ん?誰かこっちにくるみたい。誰か知らないけど魔法の練習してるのを見られるのはまずいよね。

ここから離れよう。顔を合わさないように違う方向から部屋へ戻る。

どこか練習にいい場所ないかなぁ。練習できないなら本を読もう。読む本はたくさんあるからね。

お昼を食べて塩味ばかりは嫌だと言いに行こうかなぁと考えていたら、パートリッジさんがきて、明日から教師がくる、場所はメイドが案内するとの事だった。

ちょうどいいから料理の味を変えてほしいと伝える。調味料色々あるよね?自分達は美味しい料理食べてるんでしょ?なんで、私には塩味しか出さないの?みんな塩味しか食べてないの?これが人並みの生活?自分達のした事わかってるよね?ちゃんとした待遇の改善を要求する!

パートリッジさんは知らなかったようで驚いていた。

皆と同じ料理を手配すると言ってくれたので、夕食が楽しみだ。

明日からは早くここを出ていけるように頑張るぞー!

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