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関係ないから  作者: 蘇芳 誉
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翌日も部屋でオニギリとお茶で食事を済ませる。

昨日は採取した実など確認してないから今からしようかな。

ゴロゴロ取り出して確認していく。

これは酢こっちはみりん、油に豆板醤他にも・・・

うわぁー、粉状態のコンソメや鶏ガラまである。

わおっ⁈コーヒーにカカオまで!

もちろん砂糖に塩も。

なんでもありだね。

ただ米がないのが残念。

でもこれで味の幅が広がるから助かる。

しかも森で採取で手に入る。

つまり無料!

なんて素晴らしい。

ありがとう!ファンタジーな世界に感謝!

嬉しいな。

鼻歌交じりに確認してはバッグに入れていく。

薬草はポーションを作ってみる。

ポーションは作る人の魔力の質や魔力を流す量などによって効果が変わるらしい。

自分の魔力の質はわからないけど、量は少なめ、普通、多めの3種類を10個ずつ作ってみた。

どのくらい効果があるかわからないけど。

私の感覚だからなんとも言えないけど、ないよりマシだよね。

気づけばお昼。

また、オニギリとお茶で食事を済ませる。

さて入れっぱなしの本を読もう。

お米のある国とか載ってないかなぁ。

パラパラめくっているとセオが呼びにきた。

レオンさんが待っている部屋に行くと昨日のメンバーが揃っていた。

なぜに揃っているんだ?

レオンさんが早速とばかりに話し出す。


カイザーは自分のドラゴンなのに王に取り上げられた。そのせいで騎士団を辞めるハメになった。

カイザーが自分の言う事を聞かないのはおかしいから何か術がかけられているんじゃないか。

それを解いてほしい。


って、なんで私が?

術なんか知らない。ましてや解き方なんて。

ってか自分で調べて解けよ!

「私カイザーの居場所知らないよ?会ったのもあの1回きりだし。私がする事じゃないよね?私何もしなくていい、きてくれるだけでいいって聞いてたんだけど。カイザーの件で連れてこられたの?術とか言われても知らないよ。それに私にメリットないよね?カイザーが誰のものでも私には関係ないよね?」

「俺ができるならやっているさ。できないから頼んでいるんだろう!カイザーを取り戻してくれ!」

「カイザーを取り戻してどうするの?なぜあなたからカイザーを取り上げたの?」

「ネグロが選ばなかったからな。王は自分が選ばれると思っていたのに選ばれなかった。だからネグロの次に力のあるカイザーを俺からとったんだ。何かしたに違いないんだ。カイザーが俺を拒絶するなんて今までなかったんだ。」

クソッ!と言いながらダァンとテーブルを殴っている。

それでもねぇ。

ネグロってディアンだよね。

ディアンがよかったならディアンにその術をかけたらいいじゃない。

ディアンにはかからなかった?

自分に従うような術ってあるの?

うーん。

わからないけど私がする事じゃないよね?

「悪いけどその術っていうのがわからないし解き方とかもわからないから役にたてないよ。」

「黒髪の乙女だからできるだろう!それとも王に惚れたか?だが寵愛はもらえなかったんだろう?その見た目じゃ当然だ!」

「黒髪の乙女ならできるって何それ?顔だけの最低男に惚れるだぁ?アレのどこに惚れる要素がある?寵愛なんか欲しくないしいらないんだよっ!私の容姿もあんたにバカにされなきゃいけないの?この容姿であんたにどんな迷惑かけたって?」

「言い過ぎた。悪い。ついカッとして。」

「また、つい?カッとして?バカにして下に見ている私に断られての暴言って?はっ!そんな奴に頼まれても引き受ける訳ないだろう!暴力振るわれて暴言吐かれて、それでもあんたの言うこと聞くと思ってんの?

あんた人を見くだしすぎ。そんなんだからカイザーも離れたんじゃないの?」

立ち上がってドアに向かいながら

「交渉決裂。私に関わらないで。」

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