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光が消えると、
「おおぉー、成功だ!」
「やった!」
とか、声が聞こえる。
見回すと、ローブを着た人と、マントをつけている人が何人かずついる。
なんか質のよさそうな服を着た人が、
「言葉は、わかりますか?説明をしますので、ついて来て下さい。」
と、言った。
高校生の足元が光ってたんだから、高校生は当然いる。が、2人いた。あれ?私、1人しか見てなかったけど、見えてなかっただけかな?気付かなかったよ。あとは、係長と私4人が、あとをついていく。
手は、離してもらいましたよ。
私、春野 真琴 26歳が16歳に。
自分では、普通だと思うんだけど、他人から見ると、私の顔は整っているらしく、学生の頃から嫌がらせとかされてたので、前髪伸ばして、伊達眼鏡かけて、顔隠してたんだよね。ずっと、そうしてきたから、今も顔はかくれてる。よしっ。
係長 近江 聡 28歳から18歳に。
係長も若返ってたんだ。私だけかと思ってたら違ったね。ただ、係長は、18歳までの記憶しかないみたい。大学生や社会人の記憶がないらしく、私の手をなぜ掴んでるのか、わからなくてビックリして慌てて離してた。もちろん、私の事も記憶にない。神様?のおかげなのかな?まぁ、変に絡まれるよりいっかー。
高校生その1
うーん・・・
イケメンなのか?・・・ビミョー。
まぁ私の美的感覚は、人とズレているから、なんとも・・・
高校生その2
こっちは、眼鏡かけてるけど、モッサリ頭。前髪で目がかくれてる。もしかして、私と同じ理由かな?聞かないけどさっ。
さて、一体どんな説明をされるのかな?