第四話 学校では
純が家で絶叫してるころ学校では・・・
「純、学校来てないじゃない・・・」
純の席を見ながら真矢が呟いた。
「ねえねえ。真矢〜昨日の夜あんたの家の近く何かしてた??」
真矢の親友の千佳子が聞いてきた。
「えっ??何にもないよ。どうしたの??」
千佳子の質問がわからなかった。
「そうなの??夜にあんたの家の近くの篠塚君の家あたりから緑色の光が出てたから。お祭りでもあったのかなって。」
千佳子はガッカリしたような顔をしていた。
「何にもなかったと思うよ」
真矢は携帯を取り出して純に電話をかけた。
そしてわけのわからない女の声に困っていた。
「何??わけわかんない」
と困惑していたら隆之が
「なぁ、真矢。純に電話したか??」
隆之が前の席座りながら聞いてきた。
「電話したけどわけわかんない女が出てさ。純って彼女いたの??」
眉をひそめながら隆之に聞き返した。
「俺もなんだよ。純に電話したら女が出てビックリして切っちまったんだよ。」
隆之が驚くって事は彼女はいないのかな。
「純って彼女いないよね??」
確認で隆之に質問した。
「ああ。あいつは隠し事なんてしないから彼女はいない」
じゃああの声はなんだったんだろ。
「私は学校終わったら純の家に行くんだけど隆之はどうする??」
隆之はしばらく考えて
「俺はバイトだから行けないな。明日には学校くるからいいよ」
そうこうしていると授業が始まってしまった。
今から来いって言われても学校サボる訳にはいかないし。
学校終われば行ってみるかな。千佳子の話も少し気にかかるなぁ〜。
光ってなんだろ??私の家からは見えなかったけど。
何か事件にでも巻き込まれたのかな。
今は学校終わるの待つしかないね。