表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の異世界生活  作者: 尊
第5章 その身をかけてでも
60/83

別の形の親子喧嘩 「第59話」

尊です。 では書いて行きますか。 どうぞ

ガスターに一撃を喰らい、気絶した詩織。自宅にて目を覚ますとマイシスらに出迎えられる。 だが…香織の反応だけがまるで感じられなかった…


香織を守りきれなかったというショックからか、目が覚めたその日は特に動きを見せなかった詩織。


だが、その動かなかった翌日に彼女は動いた。 朝早く、まだ日が昇っていない時間帯の事だ。 彼女の姿は自宅前にある。


「(静か…だな。 いつも聞いていたような騒がしい声はまるで聞こえねぇ…)」


自宅前を数歩歩いた所で、詩織は足を止め周りを見渡す。

周りからは人の姿もなく、声も聞こえない。 聞こえるのは噴水場の水が流れる音のみ。


静か過ぎる街中に、詩織は立ち尽くすと深呼吸をし目を瞑り、精神を研ぎ澄ます

人がいない分、ほんの小さな鼓動の音や気配が感じやすい。


「(…どこだ。 アイツらはどこに隠れている…)」


精神統一にて、ガスター達のアジトを探る詩織。 人脈がない彼女にとってはこの方法で探っていくしかないのだ。


ひたすら周りを見渡して、ガスター達の気を探る詩織。

するとだ後ろから人の気配を感じ、詩織は慌てて目を開け後方に振り返る。


「詩織、随分早いわね。 自宅の外で何をしているのかしら?」

「マイシスか…早めに起きたもんでな。

ちょっと外の空気を吸っていた」


そこにいたのは、マイシス。

彼女は詩織に「家の外で何をしているのか」と問いかける。


すると詩織は少し一息をつくと、マイシスに苦笑いを浮かべながら「外の空気を吸っていた」とされた問いに答えた。


「そう…ならいいと誤魔化せると思っているのかしら。 正直に言って詩織」

「…何のことだ。 さっぱりだな」


その答えに対して、マイシスは「そう」と一息ついた後に彼女に首を振る。

彼女は詩織に疑いをかけ正直に言うように迫る。 詩織はマイシスを誤魔化そうとする


「そう? 本当に分からない?」

「ああ。 本当に分からないな」


マイシスの問いかけに対して、詩織はひたすら誤魔化し続ける。

真っ直ぐな目でこちらを見る詩織に、

マイシスは「そう」と呟くと詩織にある推察をかけてみた。


「少し、何か念じているような気を感じたの。 もしかして…外の空気を吸いながら、ガスター達の基地を探っていた?」


マイシスの推察に、詩織は少し黙るがすぐにニヤリとした表情を浮かべると

「アンタに隠し事は出来ねぇな」と呟き、「その推察は当たり」と答え…


「外の空気を吸っていたのも嘘だ。 誰にも見られていない間に行こうとした。

…正直俺の命なんてアイツのオマケみたいなもんだ。 死んでも誰も悲しまんだろ」


詩織は本当の事を、真顔にてマイシスに語った後、少々ニヤケながらそうマイシスに呟いた。


話を聞いていたマイシスは、詩織の言葉に少し黙ると、彼女に一歩一歩近づいて行き…


「…っ!」

「…⁉︎」


彼女の片方の頰を、思い切りはたいた。

詩織は少し驚きながら、頰を抑えマイシスから距離を取る。


マイシスは、俯き少し深呼吸をすると少し怒りに満ちた表情で詩織の方を向く。


「馬鹿言わないで! 貴女が香織のオマケ? そんな訳ないでしょう⁉︎ 死んだらあの子が悲しんで…私達も悲しむ…!」


「俺はお前の大事な奴を殺したんだぞ…⁉︎

それでもそう言えるのか…!」


マイシスは詩織に向かって怒鳴り、詩織もまたマイシスに怒鳴りながら言い返す。


「貴女が死にに行ったら、今度はあの子が大事な貴女を失う事になるのよ⁉︎」

「っ…⁉︎ なら俺にどうしろとっ⁉︎」


マイシスは、「詩織が死ねば今度は香織が悲しむ番になる」と詩織に訴えかける

詩織はその訴えに、少々心を揺さぶられながらも彼女に怒鳴りながらも問う。


「せめてエーレンス騎士団の…」

「マリスは俺に敵意を向けてる! 交渉は不可能だ! だから俺は1人で行くんだよ!」


彼女には、マイシスら以外に味方など殆どいない。


詩織もこの言葉が言い訳とは分かっていた、だがこうする事しか、今の詩織の頭の中には無かった。


「そう…そこまで言うんだったら…私にも考えがあるのよ…」


マイシスはそう呟くと、詩織と自分達の周りに結界を貼ると彼女に向かって叫ぶ


「天谷詩織! 行きたいのなら…私を殺しなさい! 姉さんを殺した時と同じようにっ!」


「意地でも止めるつもりか… そうか。

分かった…後悔すんじゃねぇぞっ!」


マイシスの言葉を俯きながら聞いていた詩織だが、何か自分に納得させると上を向き構え、マイシスに向かって叫んだ。


「っ⁉︎」

「はああ!」


叫んだ勢いで、詩織は地面を思い切り蹴るとマイシスに向かって殴り掛かる。

マイシスは、素手で詩織の拳を受け止め、微かに微笑みながら…


「それでいいのよ。 ただ全力で…私を殺しに来なさい…!」

「…親気取りかよ…クソッタレッ!」


詩織は、声を張り上げながらマイシスを片方の脚で蹴りつけると、一旦彼女から距離を置く。


「私は…香織の親よ! そして今は貴女の親でもあるのっ! 貴女が例え姉を殺したとしてもよ! 私は親として貴女を止める!」


「だったら俺はアンタを倒して、この先に進む! アイツの為にもっ!」


マイシスは親として止める為、詩織はただ大切な者の為、立ち向かう。

胸に決意を固めながら…












とりあえずグダリは自分の中では無かったです。 はい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ