持っていた本当の優しさ「第20話」
もう始まってる!どうもライラックです。
今回も書かせてもらいます。
スケジュールを色々練って…ゆっくりとね。
ではゆっくりして行って下さい。
マイシスと和解した香織。
だが、その場にはもう1人和解しないと行けない人物がいた。自分を信じてくれる仲間と共に、その邪念に挑む。
「周りが真っ暗で何も…」
「ただ暗いって訳じゃねよ。前を見ろ」
「…っ!」
前には「奴」の姿しかない。それ以外はまるで目を塞がれたかのように真っ暗だ
しかし、これには意味がある。
「お前がもし、本当に思われているなら…それか思ってるならこれは無くなるな」
「………!」
目の前から「奴」が消える。
はっきりと見えていた「人」が一瞬にして見えなくなった。香織は慎重に周りを見渡す
「ーーっ⁉︎」
香織に突然、痛みが襲った。
腕への切り傷。尋常じゃない痛みが香織を襲う。手が震え出してくる。
「刃物ってのはな、殺人になると「念」が入るのさ。ま、当たり前だよな。
それがいつしか快楽に変わる…上げてみろよ悲鳴を。痛いってなぁ?」
「上げな…い…!私は…私…は…っ!」
痛みを押し堪える香織に「奴」は舌打ちをし、溜息を吐く。まるでゴミを見つめる目は、香織を殺さんと向けられていた
「意地張るなよ。前の人生も痛みを抱えたまま死んだんだろ?…なぁ?」
「(私の…前を知ってる⁉︎)」
「吐き出したら…いい…ん?」
暗闇の一部分。
そこに何故かヒビが出来る、何度も何度も叩きつけているようだ。それが徐々に大きくなっている。
「私は…何も吐き出せなかった…前までは。だから自殺もしたのかもしれない」
「はっ…分かってんじゃねぇか?」
「だからって…貴女みたいに…痛みを出さそうとも全く思わない!」
「言うねぇ…弱虫…!」
ヒビから発した光が一瞬、「奴」の視界を遮り、香織はその間に「奴」が持っていたナイフを奪い取る。
「………」
「殺せるか?一番痛みを恐れてるテメェが?…やってみろよ。…なぁ?」
「軽い」
「あん?」
「殺人鬼のナイフは…とんでもなく重い。物理的な重さじゃないの。でも…貴女のは…とても軽い」
ー何が分かる。香織に彼女が発したのはその言葉だった。かなり真剣な表情で香織に「彼女」は迫って行く。
「人を殺さなかったテメェが…分かった振りをすんじゃねぇ!」
「ーっ!…貴女は血に飢えた獣なんかじゃない…!ただ…怒りに身を任せてるだけ!」
「奴」が香織に思い切り頭突きして来る
。もちろん痛い。だが…それ以上の痛みを知る香織には何ともない痛みだ。
「人は弱い奴を馬鹿にする!力がない奴は!人の世界ではゴミ以下なんだよ!」
「力が全てじゃない!大切なのは…人と仲良くなりたいと言う「優しさ」…!」
「その優しさがっ!通用しないクズもいた筈だ!お前はそれを見ただろ!」
香織の言葉を、暴力という形で返す彼女。「力」を持てば、自分をいじめ無くなる。だがそれと同時に人の信頼を無くす。
ー「優しさ」と「力」どっちも必要だが、そのどちらを併せ持つ者など、存在しない。だから2人は対立する。
「見たよ…だけど…!力が無くたって…守りたい人達がいるから!」
「お前は…何も分かってない!」
彼女は思い切り香織を殴り付ける。然し
香織は、防ぎきる力にて、彼女の拳を止める。そして…
「分かってないよ!でも…これからみんなと見つける…!貴女は…まだやり直せる!」
「分かった振りを…!」
「ーきゃあ!」
彼女は香織を思い切り、押した。そしてまた奪い直したナイフを香織に向ける。
「まさか私まで助けるとか言うんじゃねぇだろうな。マイシスを助けただけで…」
「思ってないよ」
「何だと…⁉︎」
「何をしたいかは…貴女自身だもの」
香織の言葉に、彼女は唖然とした。
さっきまで、あんなに言っていた香織が、彼女から見れば馬鹿に見えた。
「俺自身だと…!」
「人の行動を縛る方が悪だもの」
「テメェ…頭のネジどこにある…」
「…だから。私は貴女に強制じゃない…提案をするの」
「提案?」
香織は深呼吸をし、彼女に向かって思い切り笑顔を作りこう言った。
「私達と一緒に生きない?」
「…マジで言ってんのか…」
「大マジ!…でも決めるのは貴女だから。私が言うのはここまで」
「そう…かよ…ハハ…マジモンの馬鹿だよ…お前さん」
「……?」
彼女が、闇を取っ払ったのが分かった。
そして、香織は彼女が密かに笑い、涙を流していたのを目にしたのだった…
すみません。頭が痛いのでここまでにさせて下さい。半端で申し訳ありません。




