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真実。

マモは泣きながら全てを話しだした。


この施設は人体実験を生業にしており、「世捨て人」はそのモルモットだということ。


年をとった玲子には人体実験の代わりに投薬実験を行っていたこと。


玲子の食事には全て毒が盛られており、あと一週間食べ続けると致死量に達するということ。


泣きじゃくるマモを見ながらも、玲子の心は落ち着いていた。


日に日に細くなっていく体をみて、何かされているのだろうとどこかで予想はしていた。


それがまさか殺されようとしているだなんて。


だが不思議と、こわいとは思わなかった。




「なんとなく、そうだと思ってたの。」


「え?」


嗚咽を漏らすかわいい孫とは裏腹に、自分の顔が微笑んでいるのがわかる。


「かつて共に生きていた人にここに捨てられて、社会的には私はもう死んだことになっているんだろうなって。だったら、ここで利用されて殺されてもおかしくない。」


「そんな…。」


「だからね、マモ。これからも一緒にご飯を食べてちょうだいな。私にとってそれが一番の楽しみだからね。」


「でも、」


「薬のことは気にしなくていいから、ね?年寄りのお願いを聞いてくださいよ。」


文字通り老い先短い、この私の願いを。




マモは黙って頷いた。

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