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異海の空で  作者: ゆこにゃん
1/1

プロローグ

 凄まじい頭痛とともに目がざめる・・・最悪な目覚めだ

 目の前に雲ひとつ無い空が見える・・・


「ここ、どこだ?・・・」


「起きましたね?・・・」


 俺の横に、亜麻色の髪の少女が居て、此方をのぞきこんでいる。

 まだ、痛みを発する頭を軽く抑えて、少女の方に向き直り。


「えっと、ココは何処だ?あと、君は誰?」


「私はサルサルージュ、この世界の神様?」


 サルサルージュは、頬に指を当てながら軽く小首をかしげる


「いや、俺に聞かれても・・・って神様が居るんなら、俺は死んだのか?」


「いえ、神楽 信 さん・・・貴方は飛行機事故で、時空の狭間から、

この世界に堕ちて来たんです、そこで、貴方を如何するのか、

それを今から決めなければならないのです」


 サルサルージュの話によると、俺はどうやら異海と言う世界に堕ちて来たらしい

しかも、時空の狭間が閉じてしまって、帰ることも叶わない、で一回死んでリセットするか

ここで祝福をもらって、生きていくのかを決めないといけないらしい。


「それでですね~ 私としては、貴方にこの世界で生きてほしいのですよ

しかも、私の祝福といくつかのギフトを与えますので、私の願いを叶えて下さい

リセットしてしまうと記憶もなくなりますしね、ね」


「なんで、そんなに生きていく道を勧めるんだ?

何か、俺にしてほしい事が有るのか?」


 サルサルージュは、俺の手を握ると


「それは、異海の皇が没してから混乱が広がり、

人々が、皇を求め、その資質のある者を探していました」


「それが俺だと?」


 サルサルージュは静かに頷き、俺の左手の甲に口付けをしたとたん

光を発して蒼い龍の痣が浮かび上がった。


「これがその証!」


 俺は大きく息を吐き静かに頷いた。


「分かった、異海に行くよ」


「ありがとう」


 微笑んだサルサルージュはとても美しかった、こうして俺は

幻魔の支配する西都の更に西の森へ転移し、皇に成るために、各国の王に俺を認めさせる

ための旅が始まった。


 俺がサルサルージュからもらった加護とギフトはこうなった


ステータス


神楽 信 18歳 男 LV1


職業:サムライLV1


才能:選ばれし者(LV1)

   LV1:神に選ばれし者、倒した敵から「スキル」「ステータス」「才能」を

       抜き取る事が出来る。

      また、ステータス上昇が、LVアップ以外でも起こる(成長大)


スキル:血に眠りし才能(LV1)

    LV1:自分の先祖一人の職業を自分の物とし、その才能を引き出す

        現在一人 サムライ

    

    皇の目(LV1)

    LV1:鑑定、サーチが出来る、LVが上がれば、他の目の能力の使えるようになる

    

    皇の威厳

    皇の証、すべての敵を威圧し、敵意あるものの行動を抑制する


    セブンフォース(LV1)

    全ての属性魔法を使える現在は、初級(単体)魔法まで


 スキルにギフトは割り振られているようだ


こうして俺は光に包まれ、西の森へと転移していった。


 

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