表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/185

76 沈黙

遅くなってすいません。電車内で帰っていたら電波が悪くなり、ちゃんと保存出来てなくて消えてしまいました。(涙)


なので少し短いです。ごめんなさい

俺が長老の家を出て、リリアナたちの家に戻ることにした。すでに日が傾いてきて夕方と言われる時刻だ。


「お腹がすいたな」

グ~


俺の言葉に同意するようにお腹が空腹を訴えてくる。俺は早足でリリアナの家に向かった。



俺は窓から家に入る。何だかいい匂いが部屋の中に充満していた。

「ただいま」

「お帰り白い猫さん」

そこにはエプロンをつけて料理をしているカシムの姿がある。

「ご飯何?」

「焼き魚を野菜で包んだ物とサリだ。そう言えば白い猫くんは同じものを食べるかい?」

「ああ、食べる。そう言えばエルフのアサビの料理を食べて見たいんだが」


俺の言葉を聞いて嬉しそうな顔で返事をしてくれた。


「そうだな、明日なら作ることもできますよ。ですので明日の食事楽しみにしていてください」

「分かった」

俺は床の上に日差しが当たっていて暖かい場所に丸くなった。体が温まるな。晩ご飯まで寝てるかな。




俺が起きた時に空はいつの間にか暗くなっていて、食事もすぐに食べれる状態になっていた。


「ん~っ」

俺は体を伸ばして首を回す。


「マスター起きたの?」

リリアナたちも既に帰って来ているようで、起きた俺に声を掛けてきた。

「ああ、今な。お腹すいた」

「もう出来るから待ってて」

そう言ってエリカは忙しそうに歩いていた。料理が並んだお皿などを並べている。

「人化するから、部屋の外に出るな」

「うん」

俺はリリアナ達から見えない廊下に移動すると俺は人化で人の姿になった。

「久しぶりだな。この姿になるのも」

アイテムボックスから執事服をだして着替えた。上着は面倒で着るのをやめた。

「着替えてきた」

俺がそう言って食卓に戻った時には既に料理はテーブルの上に並んでいた。

テーブルの上には一人一匹で魚が置かれていた。魚は串焼きのような状態で周りを野菜で包まれていて、そこを掴んで食べるような感じだ。

そしてサリの正体は









米だった。







まあ、予想通りだ。これで明日はアサビが使われた料理が出てくる。俺の予想だとアサビはワサビだと思う。だとしたら明日は刺身だぜ。お米があるんだお寿司も食べたいぜ。無いなら無いで作ればい良いしな。


明日の食事がワクワクするな


俺は席に着く。自分の席にはスプーンとフォークそれとナイフが置いてある。お箸は普及してないらしい。多分前回来た勇者はそこまでする暇が無かったのだろうな、魔王退治に忙しくて。


「それじゃ、森の恵みに感謝して」

「「森の恵みに感謝して」

カシムに続いてリリアナたちも同じことを言って食事に手を付ける。俺は心の中で『いただきます』と言って料理に手を付けた。声に出して言って下手に異世界人だとバレることを恐れたからだ。


俺は野菜が巻かれている部分を持って魚を口に含んだ。最初は魚だけでだ。中の内蔵はしっかりと抜かれていたが、少し苦さが残っている。まあ、猫としての生活が長かったからそんなこを気にしなくなったけど。次は魚に巻かれている野菜と一緒に食べる。


するとあら不思議。魚の苦味が綺麗に感じなく旨みだけが味わえる。


「お口に合いますか?白猫さん」

カシムが俺に魚の感想を求めてきたので、俺は数回噛むと魚を飲み込んで答えた。

「うまいな。この野菜で焼き魚特有の苦味が消えて旨味だけが感じられる」

「そうですか!!お口に合ってなによりです」

カシムはそう言って食事を再開する。




全員食事が終わると台所に持って行ってカシムが精霊魔法で食器を洗っている。


俺は猫の姿に戻り窓際に座って月を眺めているとカシムが隣に座って来た。食器洗いが終わってから来たのだろう。

「お酒飲みますか」

酒瓶だと思われる物を掲げて聞いて来る。

「いやミルクにしてくれ」

カシムはそれを聞くとミルクを皿に入れて持ってきてくれる。

「ありがとう」

「いえいえ」

俺たちふたりは月を見ながら一杯飲んだ。普通に美味しいミルクだった。

「そう言えば二人は?」

「水浴びに行ってますよ」

「そうか」

俺はそう言ってミルクをまた一杯飲んだ。カシムもそれに合わせるようにお酒を飲む。

「あなたが娘たちを助けてくれたことに感謝してます」

俺はそんな言葉に笑いながら答えた。

「別に助けることを目的とした訳じゃ無い。俺は自分の目的のためにやったんだ。お礼を言うの間違っているぞ」

「そうだとしてもです。感謝してます。ありがとう」

俺は何も言わないでミルクを飲んだ。カシムもまた酒を飲む。


俺たち二人はリリアナたちが戻てくるまで一言も喋らず月を黙って見ていた。


その沈黙は消して気まずいものではなく、心地よいものだった。

感想や評価待ってます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ