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34 どっかで…

すいません来週まで試験があるので次の投稿は来週からだと思います

すいません

先に動いたのは勇者の方だった。剣二本で切り掛かった。左手は横切りで右手は縦切りだ。本当に二刀流3かと思わせる鋭い剣の動きだったが、魔族の方も負けてはいなかった。左手てで持った短剣で縦切りを止め、右手の剣で横切りを止めた。鍔迫り合い状態だが、はっきり言って魔族の方がステータスを見る限り有利だ。


勢いを殺された勇者は魔族に鍔迫り合いで吹っ飛ばされ、また屋台を一つ壊す。

まあ、すでに食べた屋台だから別にかまわないが、屋台をやってるおっちゃんにはかなわないなこれは。

魔族は勇者がいなくなると教会に向けて走ろうとしたが、勇者がすぐに起き上がり魔族の目の前に立つ。AGLにはそこまでの違いが無いから勇者から簡単に逃げられないな。


「邪魔だ、退け!!」

魔族が苛立ったように叫んだ時に聖騎士団が走ってくるのが見える。冒険者に外にいるモンスターと戦わせて今頃来たのかと俺は呆れながら聖騎士団を見る。

「勇者様、助太刀に参りましたぞ!!」

そう言って騎士団長と思われる男が叫びと共に魔族の周りを囲み、全員剣や杖を抜く。


なんでこいつら魔族が来たって知ってるんだ?魔族だと正体が分かってからまだ、五分も経って無いのに?誰かかが知らせたにしては早すぎるし…

それになんだか魔族は勇者を殺さないように手加減しているみたいだ。じゃなきゃ今頃勇者は死んでるはずだ。



「くそ、忌々しい人間どもめ。貴様らに構っている暇は無いのだ!!」

魔族のその言葉と共に聖騎士団は動き出したが……


良い様に魔族に投げ飛ばされて役に立たない聖騎士団。

勇者も騎士団がいてうまく戦えないようだな。ここで勇者が死のうが聖騎士団が死のうが構わないが…騎士団一人に付きしっかりと屋台一つが壊されていく。俺が食べたい屋台が壊されるのも時間の問題だな。

仕方ないやるか


俺はアイテムボックスからミスリルで出来た籠手を付け、魔族の方に歩いた。そんな俺を見た魔族は、俺の方に向かっていた勇者を投げる。ちなみにしっかり俺の背後には屋台がある。狙ってるのか疑いたくなるなこれは。


俺は勇者を受け止めた。

「助かった、ありg」

お礼を言う勇者を俺は

「邪魔だ」

屋台の無い所に投げた。誰が好き好んで男しかも屋台を破壊に加担しているやつを受け止めるか。

俺の行動に戦っていた聖騎士団と魔族は共に手が止まる。


「貴様勇者様になんて事を!!」

聖騎士団の一人が気づいたように俺に向かって怒鳴るが俺はそれを鼻で笑って

「何の役にも立たない勇者を投げて何が悪い」

俺の言葉に全員が睨んでくるが俺は気にせず、俺は魔族に近づいた。この後は聖騎士団にはきいきなり魔族と共に俺が消えたように見えるだろう。俺のAGLは40万強ある、桁からして違うのだ誰も俺が何をしたのか気づかないだろうな。ちなみに俺がしたことは簡単だ魔族の体を抱えて一緒に門から町の外に出た。ただそれだけのことだが魔族も何をされたか分からないだろうな。


俺は魔族を地面に投げた。それでやっとさっきとは違う場所に移動したことに気づいたのだろう。あたりを見回して俺に気づいて睨んでくる。


「貴様一体何を?」


「さあな」


おれはそう言ってとぼけて魔力を体に纏わせる。


「次から次へと邪魔ばかり」


魔族はさっきとは違い本気で殺しに来るようだ。気迫が違う。


「さて、どうするかな」


その気迫とは裏腹に俺の余裕さを見て、魔族は剣で切りかかってくるが、全てミスリルの籠手によって俺に防がれる。


「なっ?!」


キン キン キン カン  


火花を散らしながらすべてを防がれていることに驚愕している魔族だが、俺はこいつに会ったことがあるかもしれないと必死に思い出そうとしていた。



この感じ…気配察知でどこか同じ様な気配を感じた事はあるんだけど…どこだっけ?


俺は魔族の剣の攻撃を気配察知と危険察知で防いでいたのだが、気配察知で一回察知したことのある気配だったのだ。


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