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28 禁書棚その1

グリモア司祭が堕ちてから数か月がたち、俺はついに禁書棚入るチャンスが転がって来た。


いや、まあ入ろうと思ったらいつでも入れのだが面倒な事をしてまで入ろうと思わなかったのだ。


グリモア司祭は聖魔法のレベルを上げるために禁書棚に入ることを教皇様から許可をもらったのだ。禁書棚は貴重な魔法関係の本も入っているらしい。それでは俺も一緒にグリモア司祭と禁書棚に入りますか。

禁書棚のカギは形が複雑で魔力が宿っておりで同じ形のカギを作ってもその魔力が無いと開かないようになっているようだ。これは何が入っているか楽しみだな。


俺はグリモア司祭と共に禁書棚に入ると別行動を取った。


中はそこらじゅう本で埋まっており、埃ぽかった。俺は人目が無いことを確認すると人化し、気配遮断と気配察知のスキルを発動させているが、一応執事服を着るのはやめて裸で過ごすことにする。もし、見つかった時に人化を解いても執事服が猫の俺の周りにあったら俺だと分かってしまうからだ。


俺が歩いていると魔法について書かれている本を見つけた。俺はそれを手に取るとパラパラとめくって本の中身を見る。


魔法の種類について書かれているページを見つけ手をとめた。


そう言えばこんなファンタジーな世界にいるのに魔法について全然知らいな。


俺はそう思って本を見てみると



・火魔法→炎魔法


・水魔法→氷魔法


・風魔法→雷魔法


・土魔法→木魔法


・光魔法→聖魔法→神聖魔法


・闇魔法→影魔法→暗黒魔法


・回復魔法


・精霊魔法


・生活魔法


・ユニーク魔法


・召喚魔法


簡潔にこれだけ書かれていた。本文を見てみると


魔法とは人間が持っている魔力を意思の力で火や水に変えるのだ。それには想像力が必要だ。それを支えるために詠唱があるのだ。その証拠に魔物は呪文を唱えなくても魔法が使える。そして多くの人々は魔法には詠唱が必要と思い込み詠唱なしでは魔法が唱えられなくなってしまっている。教会では光魔法やその上位魔法の聖魔法そして最高位魔法である神聖魔法には神への信仰が無ければ使えないと言っているがこれは真っ赤な嘘である。この嘘は教会の権威付けのためである。



闇魔法と光魔法以外の基本魔法(火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、)誰でも字を見れば分かるともうが闇魔法とは何かこれは精神に干渉してくる魔法である。昔から拷問などに使われており、人間に忌み嫌われていた魔法だ。この魔法は魔族が好んで使うのだが、これには魔族としての気性が理由になっているが、これはまた別の機会に説明させてもらう。闇魔法は精神に干渉できるので心が傷ついた者を癒すことが出来たり、言葉が通じない者へ意思を伝えることも出来る便利な魔法である。



光魔法は対象を取り除くことに特化した魔法である。だから光魔法で病気や傷を取り除くことで治るのである。また魂が体に残りゾンビなどアンデット系のモンスターに効くのは、取り除く対象の魂が素の状態で無防備だからである。


精霊魔法とはエルフなどが得意とする魔法であり、精霊に力を借りて使う魔法だ。そして精霊魔法は基本魔法とは違い、精霊魔法さえ使えれば他の火や水の魔法の適性が無くても火や水が使えるのだ。


生活魔法とは何かを語るにはまず魔法の適性について語ろう。

そもそも適正とは何か、これは自分の持っている魔力が何に変化しやすいかなのであるかだ。適性が低い人間であろうとも魔力を持ってれば火の適性を持っていなくてもマッチ程度の火が出せるのだ。そして生活魔法とは基本魔法の火、水、風、土、光、闇魔法を小規模にしたものを生活魔法と言うのだ。


ユニーク魔法とは色々な魔法があるが、その特徴はユニーク魔法以外の魔法が使えないと言う点だろう。

ユニーク魔法は当たり外れが大きく、難しい魔法だ。これに関してはユニーク魔法を使う者が少ないため研究は進んでない。


召喚魔法とは契約した者を使役して戦わえる、魔法である。これには段階があり、まず契約したい者を見つけ、そして契約するのだが、いろいろ試練を吹っ掛けられたりするのだ。そして契約が出来たのなら次は召喚、そして使役だ。これについては色々と応用されている。商人や貴族が用いる契約書には、召喚魔法の契約魔法が元になっている。奴隷の首輪は召喚魔法の使役魔法が応用されている。



火、水、風、土についてはそこまで詳しく解説はされてなかったので、俺は本を閉じ仕舞った。


「とりあえず魔法を後で少し使って見るとして、次の本行って見るか」


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