25 新しい生活
四万PV達成です ありがとうござます
これから今まで通り投稿できると思います。これらもよろしくお願いします
グリモア司祭はめでたく?教会の治療院の頭になったが俺の生活は何も変わらなかったと言いたいところだが色々と変わってしまった。表向きにグリモア司祭の召喚獣と言う事になっているので朝ごはんを食べたら教会の前に馬車で迎が来て俺とグリモア司祭を教会本部に連れて行かれる。
教会本部に着くと朝から治療をしなければいけない。大体いい所の貴族が大金を持って訪ねてくるのだが、グリモア司祭は慣れていないと言うことでそこまで多くの人数を治療するわけでは無い。大抵はグリモア司祭の手に負えない物が来るのでグリモア司祭が治しているように見せて俺が猫の癒しで治療した。
朝から忙しく良いことは無かった。いや、あったな朝、昼、晩でうまい食事が食べられるようになった。
治療が終わるとグリモア司祭は光魔法のレベルを上げる訓練をする。さすがに俺に頼りっぱなしは気が引けるのだろう。それにグリモア司祭が突然治療院の頭になったことを快く思わない輩もいるのだ。その筆頭がクルボロ・コロミ前頭だった人だ。グリモア司祭と同じ年齢だが、十歳老けて見える。頭が剥げている男性だ。いきなり頭を追い出されたのだ怒り狂って当然だと思うが、色々と貴族から賄賂を貰って気に入らない貴族の治療をしなかったりしているから教皇も追い出したかったのだろう。そこに丁度グリモア司祭が登場して来たのでこれ幸いとクルボロを追い出してグリモア司祭を頭にしたのだろう。クルボロよりも治療は出来ると証明したのだ頭に据えても問題ない。噂を聞くとリリーナの病気もどこかの貴族から賄賂を貰って治療を本気でしなかったようだ。意外と教皇はタヌキだな。
俺はグリモア司祭が訓練をしている間はこの教会の中を探検していた。気になったのが図書館の禁書棚な鍵が閉められ入れないようになっている。いつか入ってみたいと思っているところだ。
グリモア司祭の訓練が終わるころには、夕方になっている。教会の馬車に乗せられ孤児院に帰ってくる。そんな日々を続けていたら事件が起こった。
孤児院の子供が一人攫われ、子供を助けたければ治療院の頭を辞めるように脅迫されたのだ。
まあ、フラグがバンバン立っていたから何となくそんな予感はしたんだ。
グリモア司祭は治療院の頭をやめるつもりみたいだが、そうはさせない。子供をさっさと救ってこのまま治療院の頭を続けてもらう。
やめてしまったら
あのうまいご飯朝、昼、夜が食べれなくなってしまう。俺は早速情報を教皇、ザーン侯爵、ロビン侯爵に流すことにした。俺は仮面を用意し、夜に備えた。
教皇
俺は猫の姿になって教皇の寝室近くの屋根にいて教皇が部屋に入るのを待っていた。
来た!!
俺が窓の淵から覗くと教皇はパジャマ姿でいる。俺は人化し、執事服に着替えて仮面をを被る。
俺は窓の淵に飛び降りると
「こんばんは、教皇様」
そう言って教皇に俺の存在を確認させた。教皇は俺に驚いたようだがそれだけだった。
「こんな夜遅くに何者ですか?」
俺は教皇の問いに
「グリモア司祭のピンチを助けるの者かな」
俺の言葉に教皇の目が細くなる。
「どういう事ですか?」
「今日、孤児院の子供が一人攫われた。脅迫状付きで治療院の頭を止めないと子供の命は無いと」
教皇は特に驚きもせず俺に聞く。たぶんこいつこれも計算済みだな。タヌキだな。
「私に何をしてほしいんですか?」
「この情報はザーン侯爵、ロビン侯爵に伝える。あなたたちで脅迫状の送り主を突き止めて、俺が子供の居場所突き止めたらそいつの捕縛と子供保護を頼みたい」
「それだけですか?」
「ああ、下手に動くと向こうも気づくからな。それでは後日子供の居場所は」
俺はそう言って外に出て屋根に上って同じ内容ザーン侯爵とロビン侯爵に伝えたころには朝日が昇り始めた。
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