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19 お礼に

二万PV行きました。これかも頑張って書いていくのでよろしくお願いします

「従者がすまないことをした」

昨日治した貴族はただ単にお礼と従者の態度を謝りに来ただけっだた。これなら何事もなく終わりそうだ。俺は部屋の隅で丸くなりながらそう思った。


「ザーン侯爵、もう構いません頭を上げてください。従者があなたを慕っていた心が暴走しただけです。そのような従者は大切にしなければいけませんよ」

そう言ってグリモア司祭はザーン侯爵に頭を上げさせた。



グリモア司祭に対する謝罪が大体終わった所で別の話が始まった。

「グリモア司祭、私に仕える気はないかね」

ザーン侯爵はそう言って笑いながら様子を伺っているようだ。

「それは、ザーン侯爵の専属になると言う事ですか?」

「そうだ」

ザーン侯爵は大仰に頷く。


「すいませんが、お断りします」

そう言ってグリモア司祭は頭を下げた。ザーン侯爵もすぐに断られたのには驚いているようだった。

「断ったはなぜだ?」

「私はここを守る義務がありますので」

そう言って目線の先には孤児院がある方向に

「そうか、分かった。これであの子供たちにでもおいしものを食べさてあげなさい」

そう言って金貨が溢れんばかりに入った袋を机の上に置いたが、グリモア司祭は複雑そうに俺と金貨の袋を交互に見ている。これを使えば子供たちにおいしい物を食べさせることはできるが、これを自分が受け取っても良いのかと。俺は

「ニャオン」

と受け取るように鳴き声で促したらグリモア司祭はその袋を受け取る。

そしてザーン侯爵は従者と共に帰っていた。


これで一件落着……



「すまない、グリモア司祭頼みがある!!」


次の日もザーン伯爵が訪ねてきたのである。


「どうしたんですか?」

話を聞くとザーン侯爵の友人の奥さんが奇病にかかったらしい。なんでも体が壊死していくものですでに足が壊死していると言っている。教会の本部から治療師を呼んだが駄目だったらしく、諦めかけたその時にザーン侯爵の傷が治ったことを聞いてた友人の貴族はザーン伯爵に頼んでグリモア司祭を呼んでくれと頼まれたれた。



グリモア司祭はすぐには返事が出来ないみたいだ。まあそりゃあそうだな、ザーン侯爵の傷は自分が治したものではないのだからグリモア司祭は俺をまた見る。


まあ、表向きはグリモア司祭がしてるから俺が目立つことはないだろうな。それに昨日のお魚は美味しかった、またお金がもらえて美味しい魚が食べられるかもしれない。


俺はグリモア司祭の肩に乗ると一声鳴いてついて行く意思を示すと


「分かりました、行きます」


そして俺とグリモア司祭はザーン伯爵の馬車に乗ってザーン侯爵の友人の屋敷に向かった。

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