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15 引っ越し

俺がスポイルを殺してから次の日、町中は大騒ぎだ。貴族が殺されたとなって街中には衛兵が来て住民に話を聞いたりして犯人捜しをしている。どうもスポイルはお偉い貴族の子供だったらしいのだ。たぶんそれもあって衛兵も必死に探しているが、それでけではなく、見張りの兵士が居て、そして大きな音で壁が破壊されたにも関わらず誰も犯人を見ていないと言う事で問題になっているらしい。冒険者ギルドにも犯人捜しの依頼が来ているが誰も受けていない。まあ、顔を見たこと無いのに犯人探せと言われても誰も出来ないだろう。そして宿に対する経営妨害は無くなり平和に俺は昼寝を満喫できるようになった。




そして俺は宿でハーレムを作っていた。宿にはギルドの女性職員が集まり俺を撫でたりえさを食べさせたれたりしている。ある女性職員が俺がどこに住んでいるのか気になって後を付けて俺がこの宿に入る所を見て、お昼になるとこの宿に来て、俺に会いに来るついでに昼食を食べに来るようになったのが発端だ。そしてお昼になると俺目当てでギルドの女性職員が来るようになり、ギルドの女性職員が目当てで来る冒険者もこの宿に泊まったり、食事をしに来るようになったのであっと言う間に借金は無くなったそうだ。



「さすがお姉ちゃんの乙女のカン。この猫は幸運の猫だったのね」


いやいや、俺のそんな大層なものではないよ。


俺は突っ込みを入れがら椅子から下りて、日当たりのよい窓際に行って眠ろうとするのだが。



「私にも抱っこさせて~」

「あたしも撫でたい」


「こっち酒一本」

「おい、俺が頼んだ定食まだか!!」


うるさくて眠ることが出来ない。最初はお客の数も少なくてそれほど騒がしくなかったが、今はの人数も増え昼寝も満足に出来ない。


そろそろ引っ越すかな


俺はそんな風に思いながらどこに行こうかと考えをめぐらす。あまり騒がしくなくて静かで三食昼寝付のところと言えば……


どこだろう?


取り敢えず近日中に引っ越しをしよう。うるさくて本当に昼寝どころじゃない。夜だって本当に騒がしくなってきたのだ。このままじゃ昼寝どころか夜も眠れなくなる。


俺はそう決意した。



そして夜、俺は二階の窓か隣の家の窓の飛び降り外に出た。宿の方はお客さんの相手で忙しく誰も俺を気にかけてはいないだろう。俺はスポイル殺したのを思い出してあそこは夜中になるとほとんど外に出ているのは巡回している兵士だけなので静かなのを思い出してに貴族の住居区に行くことに決めた。


夜の貴族住居区は家から漏れる明りに包まれていてさっきまでいた所は違い出店などは無いのでとても道が広く感じる。俺はここで一夜を過ごすことに決め、屋根を登ってそこで寝ることにした。


「にゃー(フレッシュ)」


俺は魔法を唱えて体を綺麗にすると丸くなって寝た。今日は静かなのですぐに寝れそうだ。

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