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VS魔物の群れ

暫く更新が出来なくなりそうなのでさっさと書いて仕舞いました。そのため、非常に短くなっています。戦闘回です。さくっと終わります。

王都を出発してから早5日。

現在俺たちは魔物の群れの近くに居た。

見渡す限り魔物、魔物、魔物。

空はドラゴンが飛び交い、炎を撒き散らしている。

ゴブリンやオーク、三つ目の巨人にオーガ果てはでっかいゴーレムまで居るしまつ。

「うわー・・・これを殲滅しろと?」

「みゃぁ。無理があるにゃん」

「だりい・・・」

余りの多さに俺たちはげんなりして居た。

3対1万ぐらいである。

「こりゃあ本気出さないと死ぬわね・・・」

「ボク怖い・・・」

どうすりゃあいいんだろうなあ・・・と思っていると、イイ笑顔のリオが

「じゃあ、威力偵察お願いね☆」

「・・・は?」

死刑宣告をして来た。

「どらあああああああっ!!」

ドゴオオオオオオオオン!!と言う音と共に魔物が千切れて宙に舞う。

俺はあの後、断ろうとしたが・・・

『は?私達の裸見た奴がなに言ってんの?一回真っ二つになったくらいで済むと思ってんの?』

と言われてしまい、確かにあの光景は真っ二つになったぐらいじゃ釣り合わないレベルの価値があったなあと思い、反論出来なかったので・・・・

本気で魔物を殺しにいった。

「おらあっ」

ズドオオオオオオオオン!と言う音でクレーターが出来る。

一人で魔物を屠りまくって全身が返り血に染まった頃、上空からドラゴンが襲って来た。

その口から恐ろしい温度の火炎が吐き出され、辺り一面が炎の海と化した。

だが、俺は空気を肺一杯に吸い込み、炎を吹き消すために力強く吹き出した。

すると、パンッ!という乾いた音がした。

吹き出た風が音速を超えたのだ。

辺り一面に突風が吹き出して、地面が抉れて消し飛んだ。

当然、目の前にいる魔物達もそら高く跳ね飛ばされて、消えて行った。

炎を吐いたドラゴンも例外では無く、衝撃波で体が輪切りにされた。

俺がただものではない事に気づいて、ドッと魔物が押し寄せる。

俺は棍棒を振りかぶったオーガの棍棒を受け止め、引き寄せて腕をつかみ、ぶん投げる。

あまりの速さにオーガはプラズマと化し、空の一角に集まっていたドラゴンの集団にぶつかって、ドラゴンは全滅した。

同じように近くのゴーレムをリオ達の居ない方へ全力で投げた。

すると、衝撃波と高温で魔物の半分が全滅した。

もちろん、地面は抉れている。

だが、直ぐに俺はかこまれてしまう。

俺は面倒臭くなって、落ちていた棍棒を無造作に振った。

瞬間、突風が吹き荒れて魔物が消し飛ぶ。

だるいなあ・・・と思いながら戦っていると、頭の中にメッセージが聞こえた。

《特技、破壊の嵐を習得しました。使用するには名称をさけんで下さい。クールタイム10秒》

破壊の嵐?

「破壊の嵐!」

叫んだ瞬間、俺から球体状に衝撃波が広がって行った。

ズガガガガガガガガガアアアアアン!!!

という破壊の音がして、周囲の魔物が綺麗さっぱり居なくなっていた。

フィーとリオが相手をしているオーガが最後の一匹だ。それも超巨大化したフィー猫の猫パンチによって頭がちぎれ飛んでおわった。

「終わったなあ・・・」

「疲れたわね・・・」

「にゃー・・・」

俺たちはテントの近くにへたり込んで、焦土と化した平野を眺めた。

数々の草花が咲き乱れていた平野は見る影もなく、ボコボコと至る所に穴が空いていたり溝が出来ていたりした。

極め付けは破壊の嵐によるデッカいクレーターだ。

「・・・フウトはやり過ぎにゃ」

「すんません・・・」

血生臭くなった荒地を眺めて思った。

これからは自重しよう、と。

明日から更新を暫く休みます。

詳しくは前話の後書きを参照してください。

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