表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/26

12話 おめかし


「すごい!」「ワオ!」

リボンを見せるとカイとエミリーは大興奮した。


黒いリボンの両端に白いレース。

更にレースの近くにはピンクの大小の薔薇が一、二輪がバランスよく配置され洒落ている。


「燈子さん、付けてみてよ」

「お願いします!」

期待に満ちた顔でお願いするカイとエミリーの様子に燈子は驚く。


「ええ!?私が付けるんですか?」

「うん。せっかく洒落ているんだし、

きっと似合うよ」

「・・・あ、・・・じゃあ付けて来ます」

「うん」


自室に戻り、備え付けてあるドレッサーに腰掛ける。


(驚いたわ・・・)

何気なくカイに言われた褒め言葉がくすぐったかったのだ。


まだ胸がドキドキしている。


複雑だ。

こういう可愛いや綺麗という高柳だったら真莉が言われていたからだ。


きっとこういったリボンは彼女の様な令嬢に似合うのだ。


でもー。


(ここは高柳の家とは違う!)


燈子は決意すると髪をほどきリボンを結えた。


「お待たせしました・・・」 


一階に降りると二人の反応は無言だった。


「・・・あのっ、やっぱり変でしょうか?」

いつも女学校へ行く真莉を真似て髪を下ろして後頭部だけの髪を後ろに一つに結びまとめたのだ。


「あっ、いやあ・・・綺麗・・・だよ」

カイは気まずいのか何故か横を向き歯切れを悪くして答える。

「エキゾチック!トーコさんとっても美しいです」

「あっ、ありがとうございます」

「・・・」

カイは何故か黙ったままだ。


「ほら、カイ何とか言いなさい」

「言ったよ!」


「あの、本当にこれで大丈夫なんでしょうか?」


「大丈夫!」

「もう、カイったら照れ隠しが下手ねえ」

「え?」

カイの様子がからかいがいいがあったのかエミリーは高笑いした。

「エミリー!」


「・・・あの、ありがとうございます」

「うん。でもこれでサロンに行けるね」

「そうですね、あっ・・・」

パァと気分が晴れたと思った時にある事を思い出し燈子は気分を暗くした。


街行きの服がないのだ。


「どうしたの?」

「あの・・・言いにくいのですが私、街行きの服を持ってなくて・・・」


「「ええっ!」」

燈子がそう言うと二人は驚いた。


「そう言えば昨日、荷物少なかったよね。後から高柳から送られて来ると思ってたんだけど」

 

「一応、掠りなら持って来てるんですが」

昨日の訪問着はサロン向きではない為着て行くには派手すぎて無理がある。

「確かにそれを着てサロンには行けないな」

「はい・・・」


せっかく褒めてもらったのに役不足になるかもしれない。


そう燈子が悩んでるとカイはある提案をした。



「よし。じゃあ燈子さん一緒に買い物に行こう!」 



*・゜゜・*:.。..。.:**:.。. .。.:*・゜゜・**・゜゜・*:.。..。.:**:.。. .。.:*・゜゜・*


ここまで読んでくださりありがとうございます。

蔑まれ令嬢ものが好きな方はいいね、ブクマ、感想よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ